2009-01-01から1年間の記事一覧

歌舞伎座12月 夜の部

昼の部から続けて夜の部も見たのですが、鼠小僧はよかった。 以前、初演を見たときは研辰の方がいいなあなんて思ったのですが、再演でよくなったのか、時期が12月で雰囲気があってるせいか、見てる自分が年取って涙もろくなったのかわかりませんが、最後さん…

歌舞伎検定3級合格!

合格証書が届きました。点数は79点でした。

12月歌舞伎座 昼の部

宮藤官九郎作のが注目されているとあって、普段は歌舞伎座にいなそうな雰囲気のお客さんもけっこういました。 1.「操り三番叟」 三番叟(中村勘太郎)、後見(尾上松也)、千歳(中村鶴松)、翁(中村獅童) 三番叟が操り人形という設定で、上から糸で引っ…

12/9 鈴本演芸場 12月上席 夜 春風亭百栄

仕事をはやめに終えることができたので、寄席へ。 末広亭にしようか、鈴本にしようか考えたのだけど、前から聞きたいと思ってて、まだ生で聞いたことがない百栄がトリなので鈴本を選びました。 行って大当たりでした。めちゃめちゃ面白かった。 マクラのあと…

歌舞伎検定3級

受けてきました。去年の四級がすごく簡単だったので、油断してたら、意外と難しい問題もありました。うろ覚えだけど、問題はこんな感じ。 ・四代目市川団十郎の前名は? ・次のうち、河竹黙阿弥の作品でないものは? ・助六の「意休」の本名は? ・「関の扉…

11/7(土) 鈴本 夜の部 文左衛門

いまさらながら、一応書いておきます。 初めて聞いたとき以来ファンになった文左衛門師匠がトリ。 6時ちょい前ぐらいに入りました。 奇術 アサダ二世 林家彦いち 「みんな知ってる」 ベッドの下に隠していたエロ本を母親に見つかって、母親がそこら中に言い…

10/18 釣狐

10月18日 国立能楽堂 万作を観る会だいぶたってしまいましたが、狂言の感想。 すごかったです。「釣狐」は狂言の世界で「猿に始まり、狐に終わる」とか、「狂言の卒業論文」とかいわれる大曲だそうです。 人間国宝の野村万蔵が、最後というつもりで演じた前…

10月歌舞伎座 夜の部

11日に見に行きました。夜の部 「義経千本桜」 前の列に、イタリア人だか、スペイン人だか、陽気な太った外国人のおばちゃんの団体さんが座ってて、開演前大きな声でしゃべってて、始まってからもゴソゴソしゃべったり笑ったり、座席移動したりして、係員や…

10月歌舞伎座 昼の部

先日、歌舞伎座へ行ってきました。 昼の部 「毛抜」 ほかの人がやってるのを見たときは、いかにも歌舞伎十八番だなあという感じがしてたのですが、三津五郎の弾正は、強さよりも、トラブルを解決する賢さを感じました。 「蜘蛛の拍子舞」 3人それぞれの動き…

10/12 国立劇場 「京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)」

昨年に引き続き、江戸川乱歩の「人間豹」をもとにした乱歩歌舞伎第二弾。 去年のもなかなか面白かったので、期待して見に行きました。 全体的に、スーパー歌舞伎か、劇団新感線かと思うほど、エンタテイメント性があって、とても面白かったです。 席は2階席…

末広亭 10月上席 夜

一昨日日曜日、夜の部、5時半ぐらいから見てきました。トリは、平岩弓枝が書いた話で、「落語昭和の名人」の林家彦六のCDで聞いていて知ってましたが、ストーリーを知ってても最後にグッと来るいい噺でした。 柳家一琴 「勘定板」 漫才 すず風にゃん子 金…

末広亭 8月上席

9日に末広亭に行ってきました。 正蔵、花緑という有名な二人をトリにして、ふだん寄席に来ないような初心者なお客さんを呼ぼうという顔ぶれですね。子供さん連れも来てました。 この日は、圓朝まつりだったそうで、「圓朝まつりから今来たばかりで終わったら…

末広亭 7月下席

隅田川の花火大会の日だったようで、誰かがマクラで、「たがや」は今日にぴったりの話なんですが、小柳枝師匠の得意ネタでもあるので、誰がやるか牽制しあってるんです、トリまでいって、小柳枝師匠もやんなかったらみなさんずっこけてください、なんて言っ…

7/5 立川流特選会 第二部 立川志らく独演会 @なかのZERO

一部の後、志らくの独演会。談四楼に比べればさすがに入ってましたが、空席もあり、志らくさんも空席があるなんて珍しいですねとおっしゃってました。 らく太 「青菜」前座にしてはやたらうまい。 志ら乃 「持参金」テンポ早くて面白い。 志らく「死神」 忌…

7/5 立川流特選会 立川談四楼・神田紅 二人会 @なかのZERO

予想外の客入りの少なさ。会場の半分以下だったでしょうか。 談四楼さん自身もマクラでネタにしてましたが。 談四楼「ぼんぼん唄」 志ん生しかやる人がいなかった珍しい噺らしいです。 ある夫婦が子供ができなくて、観音様にお参りして、満願の日に迷子の子…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

ヱヴァンゲリヲンを見てきました。思ってたよりもテレビとはいろいろ変わってました。第3新歌舞伎町宣言というイベントをやっていて、仲村みうが綾波レイのコスプレをしているのをちょっとだけ見てきました。コマ劇もなくなり、映画館も減ってしまったので歌…

末広亭 6月下席

昨日、だめもとで当日券で座れないか、歌舞伎座の千秋楽に行ってみました。10時ごろに並んでみましたが、10何人か前で売り切れました。もっと早く並べば買えたんですね、残念。 予定を変更して、昼から末広亭へ。昼も、夜も団体客が入っていたようです。夜ト…

落語の国からのぞいてみれば

落語の国からのぞいてみれば (講談社現代新書)作者: 堀井憲一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 57回この商品を含むブログ (57件) を見るテレビで見かけたことのある著者を単にちょっと変わった解説者というイ…

歌舞伎座 夜の部 松本金太郎初舞台

昨日、歌舞伎座に行ってきました。 市川染五郎の長男の松本金太郎初舞台です。 かわいいのはもちろんのこと、4歳になったばかりというのに、しっかりしてました。 口上では、魁春が、長生きして金太郎の妹役がしたいとか、福助も相手役、夫婦役がしたいなど…

6月歌舞伎座 昼の部 片岡仁左衛門 一世一代 女殺油地獄

先週の土曜日に仁左衛門の一世一代の「女殺油地獄」に行ってきました。 ロビーに頬かむりして横向いた与兵衛役の仁左衛門さんのポスターが貼られているんですが、かっこよすぎです。 ポスターの写真撮ってるお客さんがたくさんいました。 役の設定は確か23才…

立川志遊 真打昇進披露落語会 @中央区銀座ブロッサム

先週、6/6(土)ですが、立川志遊真打昇進披露落語会に行ってきました。 昔、中学生のころ、地元に立川志の輔が来たのを聞いたことがあるのですが、それ以外では立川流聞くのは初めてでした。 ・立川談春 「宮戸川」 志を持って遊ぶ、いい名前ですとかいうお…

第二回寄席だくだく亭

昨日、紀伊国屋ホールに行ってきました。 林家たい平、ナイツ、立川志らく、というすばらしい組み合わせで、 とても楽しみにしてたのだけど、仕事で遅れ、やっと席に着いた 瞬間、志らくがサゲ「かえんだいこ」を言って、で中入り。 ああ、せめて志らくは聞…

中村富十郎傘寿記念矢車会 昼の部

歌舞伎座で、富十郎の傘寿記念の勧進帳を見てきました。 富十郎の弁慶って初めて見たんですが、すごかった。 声もはっきりしてるし、とても80歳とは思えませんでした。 若い人でも大変な役、さすがに後半はかなり疲れてたようにも見えましたし、飛び六法とい…

新橋演舞場 夜の部 鬼平犯科帳 狐火、お染の七役

夜の部は、鬼平犯科帳がよくて、お染の七役はだめでした。 福助の土手のお六は、やりすぎというか、うけを狙いすぎというか、声もしぐさもオーバーで、歌舞伎じゃないみたいでした。10年前に日生劇場で染五郎とやったのを見たのですが、そのときはここまでひ…

新橋演舞場 昼の部 金閣寺、心猿・近江のお兼、らくだ

昨日、新橋演舞場に行ってきました。 昼の部は、金閣寺がよかった。 吉右衛門の大膳は最初に出てきたところから大悪人の風格があって、すごくかっこよかった。 芝雀もよかった。この人は、はかなげな、かわいそうな役がとても似合う人だと思う。 もう少しや…

末広亭 5/16 深夜寄席 菊六、さん若、窓輝、亜郎

古今亭菊六「あくび指南」 柳家さん若「野ざらし」 三遊亭窓輝「天失気」 三遊亭亜郎「ちりとてちん」 16日の土曜日、夜の部を見たあと、深夜寄席も見てきました。 夜の部が終わっていったん外に出たら、既にずいぶん列ができていました。 どうやら、近所の…

末広亭 五月中席 5/16 夜 五街道雲助

土曜日に末広亭に行きました。実力派、雲助師匠の噺を堪能しました。柳家小袁治 初天神 桂文生 漫談 小さんの命日で法事があったのに、兄が同じ日に死んだのでそっちの法事に行かなければならず、行けなかったという話と、ボランティアで落語をやったときの…

権太楼爆笑十夜「占い八百屋」@鈴本演芸場

昨日、鈴本演芸場の「権太楼噺爆笑十夜」9日目に行ってきました。 いやー、面白かった。好きな人は10日間通っちゃうんでしょうね。 小三治も聞けたし、トリを二人聞いたような、得した気分です。 9日目の噺「占い八百屋」は、要は「お神酒徳利」なんだそうで…

雨ン中の、らくだ

雨ン中の、らくだ作者: 立川志らく出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/02/19メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (38件) を見る面白かった。 立川談春の「赤めだか」に対してこっちは「青めだか」。談春が名人宣言したのに対…

4月 歌舞伎座 先代萩ほか

もう5月が始まってますが、4月の感想を書いておきます。昼の部は先代萩。玉三郎の政岡は、鶴千代を守ろうとする芯の強い女性という感じがしましたが、逆に母親の愛情面の表現は薄かったような感じを受けました。飯炊きの場面は長いので普段カットされる場合…