2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「一谷嫩軍記」@国立劇場

遅くなりましたが、国立劇場で観た一谷嫩軍記の感想です。 98年ぶりという「堀川御所」と、昭和50年以来という「流しの枝」、その後がお馴染の「熊谷陣屋」という構成。 堀川御所は、30分ほどの短い場面で確かに無くてもいいようなものなので長らく上演され…

3/25 ジキル&ハイド@日生劇場

日曜日にジキル&ハイドを観てきました。 何年か前に鹿賀丈史主演で観たのが印象的だったので、キャストが変わってどうなっているか楽しみに観に行きました。 石丸幹二も笹本玲奈、濱田めぐみも歌がうまいので素晴らしかったです。特に濱田めぐみと笹本玲奈…

3/17 三月新橋演舞場 夜の部

夜の部は、唐相撲と小さん金五郎がはじめて観る演目。 幸四郎の佐倉義民伝は前に一度見たことがありますが、そのときより幸四郎が抑え目の演技でよくなったように思いました。 福助も同様に静かに家族愛を表現していたように思います。 以前観た時は、直訴で…

セルリアンタワー能楽堂開場十周年記念 特別講演−金剛流− 狂言「察化」、能「土蜘蛛」千筋之伝

渋谷のセルリアンタワー能楽堂で狂言の「察化」と能の「土蜘蛛」を観てきました。歌舞伎の土蜘蛛は何度も見てますが、能でははじめてです。 最初に解説が付いていたのでわかりやすかったです。 狂言の察化は、太郎冠者が主人に都のおじさんを連れてこいと言…

3/17 三月新橋演舞場 昼の部

先日、新橋演舞場を通しで観てきました。 昼は染五郎初役の荒川の佐吉がとてもよくて泣かされました。これから何度もやっていく当たり役になりそうな気がします。 前に観た仁左衛門のもよかったけれど、やはり染五郎だと若い分だけ、情けない三下が成長して…

3/14 五街道四門三月双蝶々初夜@日本橋劇場

おととい、雲助一門による双蝶々の通しを聞いてきました。 4人ともそれぞれ素晴らしく、特に雲助師匠の芝居掛りの権九郎殺しは本当にかっこよかったです。 桃月庵白酒「双蝶々−長屋」 花道から登場。もともと予定にはなかったのだけれど、せっかくだからとみ…

3/3 中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露平成中村座 三月大歌舞伎 初日 夜の部

勘九郎襲名初日の夜の部。傾城反魂香は、片岡十二集の内というだけあって、若干演出が異なる部分がありました。例えば、土佐将監の北の方が出ないで、かわりにちょっとおかしみのある下女が出るとか、絵が表に抜けたのを見たとき、普通だと「かか、抜けた!…

2/26 博多座二月花形歌舞伎 千秋楽 昼の部

千秋楽昼の部。最初のごあいさつは右近で、前日の笑三郎と同じように拍手のお願い。 千秋楽だけに、力が入ったあいさつでした。序幕は博多沖の海の場面からで、亀治郎の語る異国話は韓国ネタ。ご当地博多の場面とあって、ここから韓国まで船で何分だとか、ソ…

3/3 中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露平成中村座 三月大歌舞伎 初日 昼の部

平成中村座の初日に行ってきました。昼の最初は暫。 小さい小屋なので海老蔵の大きさが際立ち、迫力いっぱいでした。 ちょうど花道七三の裏側の一階竹席でしたので、目の前に海老蔵の背中が来て、舞台の右半分が隠れて猿弥の鯰が見えなくなってしまいました…

3/6 鈴本演芸場 3月上席 夜 春風亭百栄

昨日は鈴本へ行ってきました。百栄は猫の種族間の抗争の噺。面白いんだけど、マニアックすぎな感じがして個人的にはいまひとつ。猫好きの人にはいいんでしょうけど。五街道雲助 「ずっこけ」中入り柳家小菊 粋曲三遊亭歌武蔵 「大安売り」林家正楽 紙切り 「…

2/25 博多座二月花形歌舞伎 夜の部

2月末に博多座へ行ってきました。 博多座ははじめて行きましたが、きれいでいい劇場ですね。 最初に笑三郎がすっぽんから登場してご挨拶。歌舞伎は堅苦しいものではないので、ぜひ参加してください、ぜひ拍手をしてくださいとのお願い。そのせいもあって、最…