末広亭 5/16 深夜寄席 菊六、さん若、窓輝、亜郎

古今亭菊六「あくび指南」
柳家さん若「野ざらし」
三遊亭窓輝「天失気」
三遊亭亜郎「ちりとてちん


16日の土曜日、夜の部を見たあと、深夜寄席も見てきました。
夜の部が終わっていったん外に出たら、既にずいぶん列ができていました。
どうやら、近所の店から苦情が来るほどだったそうです。


なんといっても、最後に出てきた亜郎が面白かった。
マクラで、今日一番最後なのは、うまい順じゃなくて、年齢順なんですという話から、「劇団四季に10年いまして」というところでみんな笑ってましたが、知らない人にはギャグに聞こえるでしょうね。
本当かウソかはホームページを見てくださいと言ってましたが、本当にミュージカル俳優出身の変り種落語家さんです。


私の芸風が合わない人もいると思いますけど、ブログに亜朗つまんないとか書かないでくださいなんて言ってましたけど、いやいや面白かったです。


途中、うなぎの話のところで、うなぎをつかまえるしぐさをしながら、「もうすこしやると違う噺になっちゃうんだ」なんていいながら、本当にオチまでやってしまいました。


あと、「鯛のお刺身」を「灘の生一本」と混同して、「鯛の生一本」と言ってしまってましたが、ご隠居のせりふで、「何言ってんだ、お前が最後なんだから、しっかりしろ!」とか自分でフォローを入れてて、それがまた面白かった。


ミュージカル俳優出身だけあって、オーバーアクションなんだけど、それがいいんですね。腐った豆腐を食べて苦悶の表情を浮かべて転げまわるところなんておかしくってしょうがなかったです。



次は、ぜひ、ミュージカル落語を見てみたいです。