7/5 立川流特選会 第二部 立川志らく独演会 @なかのZERO

一部の後、志らくの独演会。談四楼に比べればさすがに入ってましたが、空席もあり、志らくさんも空席があるなんて珍しいですねとおっしゃってました。


らく太 「青菜」前座にしてはやたらうまい。
志ら乃 「持参金」テンポ早くて面白い。


志らく「死神」
忌野清志郎三沢光晴、マイケルジャクソンなど急に亡くなった人が多かったなんてマクラから死神。
死神を追い払う呪文は「アジャラモクレン」のあとに、「雨ン中のらくだ」に関するちょっと自虐的フレーズを入れて笑わせる。


背中を丸めて、扇子を杖に見立てて演じる死神の姿はリアリティがあって目に浮かぶよう。最後のろうそくのシーンも寿命のろうそくがたくさん立ってる様子が見えるようでした。


中入り


志らく「らくだ」
歌舞伎だと死体の動きが面白いだけのドタバタになってるけど、落語の方が半次、屑屋、長屋の人たちの様子が想像できてより面白い。


屑屋がらくだにいじめられたのを語って涙するところは、こっちまでつられて泣きそうになるんだけど、その直後に気が大きくなって半次と立場が逆転するところ、うまい。テンポよく落ちまでいく。落ちは「火屋」と「冷や」をかけた従来のものではなく、志らくオリジナルなんですね。わかりやすい落ちですっきりしました。