2017-01-01から1年間の記事一覧
三月歌舞伎座昼の部は名君行状記。あまり上演されないようで、初見。 真山青果の新歌舞伎にしてはなかなか面白かった。もちろん、セリフ劇で理屈っぽいのは他の作品と変わらないのだけれど、鷹揚な名君である梅玉と若さにはやって光政に詰め寄る亀三郎の組み…
末広亭で柳家ろべえ改め小八の真打昇進披露。途中からなので割引で1500円。平日なのに二階席も満員で立ち見で聞きました。中入り後 口上(喬太郎、馬風、小八、小三治、市馬) 落語協会現会長、前会長、前々会長揃い踏みの口上。市馬の相撲甚句付き。 にゃん子…
今日は新宿末広亭の夜の部に行ってきました。春風亭三朝さんの真打昇進披露です。 ツイッターで見て気になってた、AKB48の岡田奈々さんから贈られた後ろ幕も見ることができました。 AKB詳しくないんでどんな人なのか知らないのですが、自分の好きなアイドル…
3/4に東京芸術劇場でNODA・MAP「足跡姫」を観ました。 チケット買ってなかったので、当日券に並びました。けっこうな人数並んでいて後ろの方でしたが、A席で2階の左側の席を買いました。 見切れるとのことでしたが、それほど気にならず、舞台も花道も近いの…
すでにTwitterなどで感想を目にしていたので、2/19に期待と不安を抱えて六本木歌舞伎を観ました。全体的な印象としては、思ったより面白かったけど、贔屓目で見ても微妙だなという感じ。 リリー・フランキーと三池崇史と海老蔵のやりたいことがぐちゃぐちゃ…
二月歌舞伎座は月の前半に行きました。二月は何と言っても、勘太郎を名乗る七緒八くんと長三郎を名乗る哲之くんの初舞台。 三歳と五歳とは思えないしっかりしていて、かわいらしく、セリフも立派に言えて、見得もしっかりしていました。 勘九郎と七之助は終…
近松名作集の2月文楽のうち、第一部を見ました。 歌舞伎でも有名な「俊寛」ですが、今回は文楽でもあまり上演されない、「六波羅の段」と「舟路の道行より敷名の浦の段」付き。六波羅の場面は、歌舞伎では国立劇場で幸四郎がやったときに上演されたのを見た…
新派の華岡青洲の妻を観ました。 喜多村緑郎の華岡青洲は、新派にすっかり馴染んだ感があり、医学に燃える青年といった雰囲気がぴったりでした。 新たに新派に加入した春猿改め河合雪之丞は、水谷八重子や波乃久里子と並ぶと少々でかいのが気になってしまい…
1月歌舞伎座は昼夜通しで観ました。最初が「将軍江戸を去る」。大政奉還百五十周年と謳っているものの、なぜ、お正月の最初がこれなのかわかりません。 が、意外に面白かったです。最初の彰義隊の場面、いつもあまり面白いとも思わないのですが、歌昇、種之…
菊五郎劇団の毎年おなじみのお正月公演。 例年通り、いろんな見せ場があって、ストーリーはそんなに気にする必要はなく、おっとりしたお正月気分で楽しめる演目でした。幕開き、海の中に鐘が沈んでいて、銀色に光る魚の群れが泳ぐ中、上から菊之助が下りてく…
右團次襲名昼の部は、雙生隅田川。 この演目で驚いたのは初舞台の右近のすごさ。 武田タケルの名前で一度舞台に出ているけれど、今回が初舞台。まだ小学校にも上がっていない6歳で、早替わりと宙乗りをこなし、セリフもきっちり。 天才子役の出現と言っても…
右近改め右團次襲名披露、夜の部は海老蔵の義賢最期から。 海老蔵の義賢は後半の立ち回りの迫力はさすが。ただ、愛之助もそうだったけれど、前半がつまらない。これはそもそも脚本のせいかもしれないけれど、仁左衛門は本心を隠して耐えていた感情が兄の髑髏…
今年の初歌舞伎は浅草歌舞伎に行きました。第1部の年始ご挨拶は梅丸。今年で浅草歌舞伎は5年目、今年成人式とのこと。師匠と同じ裃で出れてうれしいというようなことを。 初々しいかっちりした挨拶で好感が持てました。まずは巳之助の吃又。 巳之助はどもり…
歌舞伎座12月第一部は南座で話題になったあらしのよるにの再演。 12/3に幕見、12/17に一階席で観ました。開演前からまず目を引いたのは、花道と舞台に緑の芝生が敷かれていること。今までにない光景だけに面白く感じました。 また、一階席で見た時にわかった…
三ヶ月連続公演の忠臣蔵も最後の月。三ヶ月通してみて、充実感はありました。八段目、国立劇場の台本は後ろの方に言葉の説明が載っていて、歌詞の掛詞なども解説されていたので、台本を見ながら鑑賞しました。九段目、あまり出ないという雪転しから出たので…