8/1 5ヵ月ぶりの歌舞伎座初日

祝!歌舞伎座再開!二月以来5ヶ月ぶりの歌舞伎座初日の第一部と第二部を観てきました。
 

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八月歌舞伎座初日
 
滞在時間を短くするために史上初の四部制で、各部でお客さんだけでなく、役者さん、スタッフもすべて入れ替えるという厳戒態勢。満員なら2000人近いところ、800人ほどに絞っての席数。
 
入場時は手指を消毒し、サーモグラフィ検温して、チケットは自分で切って半券を箱に入れる形。筋書の販売やイヤホンガイドの貸し出しは無し、自販機も停止、売店は一カ所のみで飲み物だけ販売、大向う禁止、場内での会話も控えるようにアナウンスがあり。芝居中も扉は開けたまま。
 
第一部は愛之助、壱太郎の連獅子。開演前に宝塚みたいに愛之助のアナウンスがあって、専門家の指導の元、感染対策をしっかりして、自分たちも全力で務めるというようなことを言ってました。聞いてるうちに涙がこみ上げてきて、まさかアナウンスだけで泣くとは思いもしませんでした。
 
愛之助は久しぶりの歌舞伎に気合いが入ってるのが伝わってくる熱演でした。長唄三味線、後見は顔の下半分を黒い布の覆面みたいなもので覆ってました。役者の熱意に応えて、お客さんの拍手も大きくて熱かったです。
 
第二部の棒しばりは開演前アナウンスは勘九郎。棒しばりはもともと楽しい演目ですが、勘九郎も巳之助もいつも以上に踊りが生き生きしてて、勢いがあったように感じました。暗い世相をひととき忘れさせてくれる生の舞台はいいなあと改めて感じました。
 
まだまだ油断はできませんが、無事に千穐楽まで上演できることを願ってます。