2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧
歌舞伎座で、富十郎の傘寿記念の勧進帳を見てきました。 富十郎の弁慶って初めて見たんですが、すごかった。 声もはっきりしてるし、とても80歳とは思えませんでした。 若い人でも大変な役、さすがに後半はかなり疲れてたようにも見えましたし、飛び六法とい…
夜の部は、鬼平犯科帳がよくて、お染の七役はだめでした。 福助の土手のお六は、やりすぎというか、うけを狙いすぎというか、声もしぐさもオーバーで、歌舞伎じゃないみたいでした。10年前に日生劇場で染五郎とやったのを見たのですが、そのときはここまでひ…
昨日、新橋演舞場に行ってきました。 昼の部は、金閣寺がよかった。 吉右衛門の大膳は最初に出てきたところから大悪人の風格があって、すごくかっこよかった。 芝雀もよかった。この人は、はかなげな、かわいそうな役がとても似合う人だと思う。 もう少しや…
古今亭菊六「あくび指南」 柳家さん若「野ざらし」 三遊亭窓輝「天失気」 三遊亭亜郎「ちりとてちん」 16日の土曜日、夜の部を見たあと、深夜寄席も見てきました。 夜の部が終わっていったん外に出たら、既にずいぶん列ができていました。 どうやら、近所の…
土曜日に末広亭に行きました。実力派、雲助師匠の噺を堪能しました。柳家小袁治 初天神 桂文生 漫談 小さんの命日で法事があったのに、兄が同じ日に死んだのでそっちの法事に行かなければならず、行けなかったという話と、ボランティアで落語をやったときの…
昨日、鈴本演芸場の「権太楼噺爆笑十夜」9日目に行ってきました。 いやー、面白かった。好きな人は10日間通っちゃうんでしょうね。 小三治も聞けたし、トリを二人聞いたような、得した気分です。 9日目の噺「占い八百屋」は、要は「お神酒徳利」なんだそうで…
雨ン中の、らくだ作者: 立川志らく出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2009/02/19メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 40回この商品を含むブログ (38件) を見る面白かった。 立川談春の「赤めだか」に対してこっちは「青めだか」。談春が名人宣言したのに対…
もう5月が始まってますが、4月の感想を書いておきます。昼の部は先代萩。玉三郎の政岡は、鶴千代を守ろうとする芯の強い女性という感じがしましたが、逆に母親の愛情面の表現は薄かったような感じを受けました。飯炊きの場面は長いので普段カットされる場合…