2010-01-01から1年間の記事一覧
4月の二部は何と言っても寺子屋の仁左衛門がよかった。 身代わりとして寺入りしたばかりの子を殺さなければならない苦しみとか、松王丸と対峙したときの緊迫感とか、勘三郎の演じる戸浪を抱き寄せて嘆くところの二人の愛情と哀しさを感じるところとか、こん…
連獅子はすごかった。いったい何回毛振りしたのか。観客の拍手もすごかった。場内割れんばかりの拍手というのはこういうのを言うんだろうと思いました。3人の振りがそろっていて、最後七之助は首で振っててちょっと苦しそうでしたが、中村屋親子の歌舞伎座…
第1部の二幕目は吉右衛門の熊谷陣屋。 吉右衛門がすばらしくて泣きました。 二、熊谷陣屋(くまがいじんや) 熊谷直実 吉右衛門 白毫弥陀六 富十郎 藤の方 魁 春 亀井六郎 友右衛門 片岡八郎 錦之助 伊勢三郎 松 江 駿河次郎 桂 三 梶原平次景高 由次郎 堤…
もう5月も半ばで今さらですが4月の感想を書き残しておきます。 千秋楽は観れませんでしたが、結局4月は当日券も含めて各部3回見ることができました。思い出しながらぼちぼち感想を書いておきます。 一、御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり) 悪七兵…
先日雲助師匠が聴けなかったので、もう一度行きました。 雲助師匠は「火焔太鼓」。志ん生のCDで聞いたことはあったけど、生で聞いたのは初めてでうれしかったです。 柳家小里ん 「棒鱈」 桃月庵白酒 「ざるや」 漫才 ホンキートンク 林家しん平 漫談 柳家小…
日曜日に、新宿末広亭に行ってきました。下席は雲助師匠がトリなので、聞きたかったのだけど、よく確認せずに行ったら代演だった。ちょっと悩んだのだけど、せっかく来たのに帰るのも何なので、聴いてきました。 伯楽は、ふだんあまりやらない噺をやりましょ…
今頃ですが先月、歌舞伎座第2部に行ってきたときの感想。 知人2人を連れていったのですが、(1人は歌舞伎初観劇)かなり満足してくれたようでよかったです。 初めてで「筆法伝授」はわかりづらいだろうと思いましたが、イヤホンガイドのおかげでわかった…
円楽襲名披露へ行ってきました。立ち見もたくさんで盛況でした。 春風亭昇太、桂歌丸、三遊亭小遊三、新円楽と笑点でおなじみの人や、夢之助、ヨネスケという有名な人が出て豪華でした。後ろの幕は、日本香堂から贈られたメガネかけたキャラクターの幕。口上…
今日は日生劇場に行ってきました。 男同士の恋、衆道がテーマなのだけど、あとは敵討ちと家の宝という歌舞伎ではおなじみのテーマなので、歌舞伎としてそんなに違和感はなかったです。講談もうまく使って話もわかりやすかったです。 男同士のラブシーンを影…
歌舞伎座行ってきました。第1部で一番良かったのは吉右衛門の山門でした。 第一部 菅原伝授手習鑑 一、加茂堤(かもづつみ) 桜丸 梅玉 斎世親王 友右衛門 苅屋姫 孝太郎 三善清行 秀調 八重 時蔵 梅玉、時蔵、友右衛門、孝太郎はみんな上品な感じがする役者…
歌舞伎座のあと、国立劇場に行きました。歌舞伎座に続いてまたも石川五右衛門です。 橋之助の五右衛門、大泥棒の風格があって、よかったです! 山門の場面は、歌舞伎座で見た吉右衛門が素晴らしすぎたので、どっしりとした大きな雰囲気では吉右衛門にはかな…
歌舞伎座を見た後、急いで新宿へ移動して、深夜寄席を見てきました。 来週から真打昇進披露の4人。 三之助さんが一番面白かったなあ。窓輝さん、前の3人が頑張ったせいで持ち時間があまりありません、という状況の中、マクラしゃべってる間、名前が前の「文…
昨日は、歌舞伎座第3部を見てきました。何といっても、仁左衛門がすごかった。 最初に障子が開いて、姿を見せた時から品格というか、すごい雰囲気を感じました。木彫りの丞相の像が動いて、本物の丞相のピンチを救うという、ある意味荒唐無稽な話が、仁左衛…
昨日、鈴本演芸場の昼の部に行ってきました。 雨だしそんなに客いないかなと思ったら、12時頃に行ったらチケット売り場に思ったより並んでてびっくりしました。団体も入ってました。 トリの文左衛門目当てだったけど、百栄、ロケット団、圓歌なんかも面白…
この落語家に訊け! いま、噺家が語る新しい落語のかたち作者: 広瀬和生出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2010/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 64回この商品を含むブログ (12件) を見る 春風亭昇太、立川志らく、柳家花緑、柳…
2/6に、春風亭小朝、春風亭昇太、三遊亭楽太郎という豪華メンバーな落語会に行ってきました。 会場は東京厚生年金会館というところですが、3月末で閉館となるとのこと。2000人も入る大きいホールで、2階席だったのですが、高座が遠くて、歌舞伎座の…
また1月の感想を書きます。 志の輔らくごinPARCOは、志の輔が渋谷のパルコで1ヶ月公演する会で、毎年大人気で、チケットがなかなか取れないというものです。志の輔の独演会を聴くのははじめてでした。 予想以上にすごかったです! 演目 1.身代わりポン太 …
ろんだいえん―21世紀落語論作者: 三遊亭円丈出版社/メーカー: 彩流社発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (16件) を見る 古典の名人三遊亭圓生の弟子でありながら、300本以上の新作を作り続ける三遊亭円丈の落語論…
今さら正月の感想を書く第二弾です。 1/11に初めて池袋演芸場に行ってきました。 この日は、新宿末広亭で夜の部のトリが小三治だったのですが、池袋の昼も小三治がトリだったので、こっちにしてみようと行ってみたわけです。 チケットを買いに並んでみたら、…
今さらなのですが、正月の落語の感想を書いておきます。 新宿末広亭の正月初席。立ち見も出る大混雑でした。正月はいつもより演者が多く、一人当たりの持ち時間が少ないので、まともな落語はやらず、あわただしく漫談で済ます人が多いのですが、雰囲気が華や…
23日5:30からの部を観ました。2007年の初演のときに、3回も観て好きだったので、今回ほとんどの主要キャストが変わってしまったのが不安でしたが、期待して見に行きました。笹本玲奈さんのオール・フォー・ローラはすばらしかった。複雑な感情を見…
昨日、立川談春の独演会に行ってきました。 談春はCD聞いたことはあり、立川志遊の真打昇進披露で1回聞いたことはありましたが、独演会は初めてです。 赤めだかを読んで知った、完全ににわかファンです。 なんか、よく知らずにチケットを取ってしまったの…