1/16 志の輔らくごinPARCO

また1月の感想を書きます。


志の輔らくごinPARCOは、志の輔が渋谷のパルコで1ヶ月公演する会で、毎年大人気で、チケットがなかなか取れないというものです。志の輔の独演会を聴くのははじめてでした。


予想以上にすごかったです!


演目
1.身代わりポン太
2.踊るファックス2010
  中入り
3.中村仲蔵






最初は、ある田舎で、町おこしのためにタヌキ型の展望台を建築していたところ、まだ半分しかできていないのに、県からの予算が出なくなってしまって・・・という新作。


ふたつめが、間違って届いたファックスから起こるドタバタ。めちゃめちゃ笑いました。噺が終わったあと、志の輔のうしろにあった衝立というか板みたいなところがパカっと開いてFAXのように大きな紙が出てくるという演出付き。


中入りをはさんで、古典の中村仲蔵
江戸時代に実在した中村仲蔵という役者が、忠臣蔵の斧定九郎という脇役を工夫して今に残る型を作り出し大絶賛されるという噺です。


これがまたすごかった。長い噺なんだけど、すっかり引き込まれて最後まで時間を忘れて聞き入ってしまいました。目の前に実際の歌舞伎の舞台が見えるようで、また仲蔵の悔しさや、芸にかける熱意が伝わってきました。歌舞伎好きとしてはとても堪能できたわけですが、終演後、「歌舞伎も見に行ってみたいねー。」なんて感想を言ってたお客さんもいたので、歌舞伎を知らない人にも十分伝わったんでしょうね。