3月歌舞伎座 第一部

歌舞伎座行ってきました。第1部で一番良かったのは吉右衛門の山門でした。


第一部


菅原伝授手習鑑
一、加茂堤(かもづつみ)
桜丸  梅玉
斎世親王  友右衛門
苅屋姫  孝太郎
三善清行  秀調
八重  時蔵


梅玉時蔵、友右衛門、孝太郎はみんな上品な感じがする役者さんたちだから、この場面にはぴったりに思いました。


でも、こういう3部に分けた中途半端じゃなくて、ちゃんとした通しで見たかった。


浄瑠璃が「斎世の君も17の」といってたのが聞き取れたので、17歳なんだ!ってはじめて知りました。



二、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)
石川五右衛門  吉右衛門
右忠太  歌六
左忠太  歌昇
真柴久吉  菊五郎


すごかったです。浅葱幕を振り落とした瞬間に現れる吉右衛門の存在感抜群。歌舞伎座全体にオーラが広がる感じでした。

三階席なので、山門がせりあがったときに五右衛門の顔が見えなくなってしまうのが唯一残念でしたが、よかったー。もう一回見たいです。



三、女暫(おんなしばらく)
巴御前  玉三郎
蒲冠者範頼  我當
轟坊震斎  松緑
女鯰若菜  菊之助
猪俣平六  團蔵
武蔵九郎  権十郎
江田源三  彌十郎
東条八郎  市蔵
根井行親  寿猿
局唐糸  家橘
茶後見  隼人
木曽駒若丸  萬太郎
紅梅姫  梅枝
木曽太郎  松江
手塚太郎  進之介
清水冠者義高  錦之助
成田五郎  左團次
舞台番辰次  吉右衛門


暫のパロディなので、おおらかな気分で楽しく見ました。
幕外の吉右衛門とのやりとりが楽しかったです。こういう楽屋落ち的な部分も歌舞伎の楽しいところですね。