立川談春独演会アナザーワールドⅠ@成城ホール

昨日、立川談春の独演会に行ってきました。
談春はCD聞いたことはあり、立川志遊の真打昇進披露で1回聞いたことはありましたが、独演会は初めてです。
赤めだかを読んで知った、完全ににわかファンです。


なんか、よく知らずにチケットを取ってしまったのですが、新しく始めた独演会の一回目で、初めての噺をネタおろししたり、過去に一回やってそのままやらなくなってしまったものをやったりしようという、勉強会、ワークショップのような会とマクラでおっしゃってました。


今回のテーマは「鰍沢」。
雪の鰍沢で女に殺されそうになるサスペンス。
最近これを得意にしてよくやる人はほとんどいないそうです。
笑わせる噺じゃないし、難しいからなんでしょうね。
マクラで鰍沢という場所のことをいろいろ話してくれたので、わかりやすかったし、後半雪の中を逃げるところなんか、ぐっと引き込まれました。


中入りをはさんで、「明烏」。これはすごく面白かったです。
だまされて初めて吉原へ行ったまじめな若旦那の描写がかわいらしかった。


ネタおろしの会なんで、初めて聴くには向いてなかったかなと思ったのですが、なかなかよかったです。
これから毎月、半年はやることになってるそうなので、チケットが取れたらまた行きたいです。