3/13  歌舞伎座 第3部

昨日は、歌舞伎座第3部を見てきました。

何といっても、仁左衛門がすごかった。
最初に障子が開いて、姿を見せた時から品格というか、すごい雰囲気を感じました。

木彫りの丞相の像が動いて、本物の丞相のピンチを救うという、ある意味荒唐無稽な話が、仁左衛門の高貴な雰囲気を見ていると、そういう奇跡が起きても不思議ではないと思えてくるのです。

最後、苅屋姫と別れて花道を去っていくシーン、3階からオペラグラス越しですが、仁左衛門の涙を見て、感動してしまいました。

玉三郎も、最初は前に見た芝翫のイメージがあったせいで、ちょっと細くて長身すぎて違和感があったのだけど、見てるうちに慣れてきて、なかなか風格もあってよかったと感じました。


第三部

菅原伝授手習鑑
一、道明寺(どうみょうじ)
菅丞相  仁左衛門
覚寿  玉三郎
奴宅内  錦之助
苅屋姫  孝太郎
贋迎い弥藤次  市 蔵
宿禰太郎  彌十郎
土師兵衛  歌 六
立田の前  秀太郎
判官代輝国  我 當


文珠菩薩花石橋
二、石橋(しゃっきょう)
樵人実は獅子の精  富十郎
童子実は文珠菩薩  鷹之資
男某  松 緑
修験者  錦之助
寂昭法師  幸四郎