歌舞伎

3/10 赤坂歌舞伎

3月10日の日曜日に赤坂歌舞伎を観てきました。 とにかく勘九郎の早変わりがすごくて、三役の演じわけも見事。七之助、獅童も生き生きしていて、フレッシュな舞台で楽しかったです。 普段歌舞伎をやらない場所なので客層がいつもの歌舞伎とは違って、初めて歌…

3/9 新橋演舞場 三月花形歌舞伎 夜の部

3/9の土曜日に新橋演舞場の夜の部を観ました。 染五郎の大蔵卿は高貴な雰囲気と、後半の颯爽とした雰囲気はよかったですが、前半の作り阿呆はやっぱり難しいんだなあと感じました。 でも初役なので、何度も積み重ねていってほしいと思いました。 松緑の鬼次…

3/3 ル・テアトル銀座 三月花形歌舞伎

3/3に、演舞場の後、ル・テアトル銀座の海老蔵の三月花形歌舞伎の初日を観てきました。 最初は夏祭。花道が無く、代わりに通路を使うので、間近で見ることができて、迫力がありました。 海老蔵は、セリフに関しては相変わらず決してうまいとは言えませんが、…

3/3 新橋演舞場 三月花形歌舞伎 昼の部

先週、新橋演舞場昼の部を観てきました。 演目は二つだけでしたが、両方とも松緑が活躍していてなかなかよかったです。 まず最初の鱶七は、ル・テアトル銀座で玉三郎を相手にやったときより一回り大きくなったように感じました。特に後半、正体を現してから…

2/24 日生劇場二月大歌舞伎

もう月も変わってしまいましたが、2/24に日生劇場に行きました。日生劇場は上からでもけっこう見やすいのでわりと好きな劇場です。最初は幸四郎が口上で、團十郎さんの話をするかと思いきやそれはなく、染五郎の復帰の話をして、幕を振り落とすと吉野山。復…

1/13 シネマ歌舞伎 中村勘三郎追悼上映 「野田版鼠小僧」「らくだ/連獅子」

日曜日に丸の内ピカデリーで上映中のシネマ歌舞伎を観てきました。観たのは「野田版鼠小僧」と「らくだ/連獅子」。 両方とも実際に舞台を観ているので、懐かしく思い出しました。鼠小僧もらくだも映画館で観ても面白く、劇場内にもあちこちで笑いが起きてい…

1/12 壽 初春大歌舞伎@新橋演舞場

新橋演舞場を昼夜通しで観てきました。 寿式三番叟は、我當の翁が品格があり、1月の幕あきにふさわしい感じがしました。 車引は三津五郎の梅王丸が素晴らしかった。体全体から漂う力強さ、手を伸ばして腰を落とした姿の良さ、鞠のようにはずむ花道引っ込みの…

1/6 初春歌舞伎公演「夢市男達競(ゆめのいちおとこだてくらべ)」@国立劇場

日曜日に国立劇場に行って来ました。 初代横綱明石志賀之助が出てくる話ということで、開演前に日本相撲協会の櫓太鼓実演がありました。その後に太神楽曲芸協会による獅子舞。明石志賀之助の等身大パネルや、二階にはちょっとだけの狭いスペースですが関連展…

1/5 前進座劇場ファイナル公演「三人吉三巴白浪」

前進座劇場のファイナル公演に行ってきました。 前進座に行ったのは二度目ですが、前回は落語だったので、歌舞伎を観るのは初めて。 花道左側の一番後ろの席でしたが、劇場自体が小さいのでよく見えました。 三人の吉三のニンがあっていて、バランスがとれて…

1/2 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂 

本年の初観劇は浅草歌舞伎初日を通しで観てきました。 まずは朝早めに到着して鏡開きを見ました。浅草歌舞伎は海老蔵は14年ぶり、孝太郎は16年ぶり、市蔵は23年ぶり、右之助は30年ぶりぐらいだと話していました。みんないろいろ意気込みを話してましたが、米…

12/22、23 當る巳歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 六代目中村勘九郎襲名披露

連休に京都南座に行ってきました。 昼の部佐々木高綱は、観たことないかと思ってましたが、一度見たことがありました。 そもそも話としてはさほど面白くありませんが、我當が非常によくて面白く見ることができました。 石切梶原は團十郎休演が残念でしたが、…

国立劇場12月歌舞伎公演「鬼一法眼三略巻」

国立の鬼一法眼三略巻、約40年ぶりという六波羅清盛館があるおかげで、菊畑の鬼一、湛海、皆鶴姫の置かれている状況がとてもわかりやすかった。歌六の清盛は風格があって立派。歌昇の湛海が振られた上に剣術にも負ける小物っぷりがよかった。芝雀が凛とし…

12月新橋演舞場

昼の部は御摂勧進帳。以前、国立劇場で雀右衛門の女暫と富十郎の芋洗い勧進帳で観たことがあります。 今回は、菊五郎劇団の若手が活躍していてなかなか楽しかったです。 松緑の暫はやはりこういう役が似合う人だなあと改めて感じました。 普通の暫と違って、…

11月国立劇場 通し狂言 浮世柄比翼稲妻

鞘当、鈴ヶ森が有名な演目。 今回、序幕が付いているので、鈴ヶ森の白井権八がお尋ねものになっている理由や不破伴左衛門と名古屋山三の対立の構図がよくわかりました。染五郎が出られなくなったので代わった高麗蔵と錦之助が好演でした。 幸四郎の不破が敵…

明治座11月花形歌舞伎 昼の部

11月の明治座昼の部、最初の傾城反魂香は序幕で高嶋館と竹藪の場が付いています。 澤瀉屋のこのやり方は以前三越劇場で観ました。 土佐将監閑居の場で、絵に書いた虎が出てくることや、雅楽之助がけがを負って駆けつけてくることなど、あの場面だけではよく…

11月 明治座 夜の部

猿之助の天竺徳兵衛は、博多座のときにも見ました。 序幕の異国話は、博多では韓国が近いとか、ご当地ネタも盛り込んでいましたが、今回はそういうこともできないし、外国にもあまりいいネタがないということで、石原都知事や橋下市長の話しなんかを少しして…

11月 新橋演舞場 吉例顔見世大歌舞伎

もう12月も半ばですが、先月のことを書きます。先月は、仁左衛門休演で残念でしたが、代演の梅玉も松緑も頑張っていて、見ごたえがありました。 昼の部、双蝶々曲輪日記は、井筒屋と難波裏が付いていて話がわかりやすかったです。 今まで筋書のあらすじなど…

歌舞伎検定1級

1級を受けてきましたが、半分もわかりませんでした。 明日、歌舞伎検定のホームページで回答が発表されるそうなので、自己採点してみたいと思います。 たぶん200人ぐらい受験したと思いますが、何人受かるのかなあ。

国立劇場 通し狂言 塩原多助一代記

千秋楽に行きました。チケット買った当初はまったく期待していなかったのですが、評判通り、地味ながらとても面白かったです。事前に青空文庫で読んでおいたのですが、全体がすごく長くて、しかも多助の前の角右衛門の話がけっこうな分量を占めていましたが…

10月新橋演舞場「勧進帳」「国性爺合戦」「御所五郎蔵」

13日に夜の部、21日に昼の部を観てきました。勧進帳は昼夜で弁慶と富樫を入れ替えての配役で面白い企画なので期待していたのですが、昼夜とも勧進帳よりももう一本の演目で梅玉がよかったのが印象に残りました。 勧進帳は、幸四郎の富樫を楽しみにしていまし…

10/7 御園座 中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露 第四十八回 吉例顔見世

御園座、昼の部。3等席で観ましたが、けっこう観やすかったです。昼の部の最初は、時蔵の嫗山姥。時蔵のこの役を見るのは2回目ですが、時蔵好きなので、見れてよかったです。 何度か観ている演目ですが、肝心のしゃべりの部分で寝てしまったことが多かった…

10/6 御園座 中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露 第四十八回 吉例顔見世

御園座の勘九郎襲名披露を観てきました。 菊畑は、動きが少なく苦手な演目なので、やはり途中少し寝てしまいました。 でもやはり、役者が揃っていて雰囲気は楽しめました。 口上は、親戚の一人としてという言葉が続いて客席から笑いが起きてましたが、一応、…

9/23 松竹大歌舞伎 西コース@川口リリア・メインホール

23日に埼玉県川口で巡業を観てきました。用があって遅れたので、熊谷陣屋の途中から。 右近の熊谷は13年前の右近の会以来、2回目だそうです。 やはり、他の熊谷役者と比べてしまうと、小粒な感じは否めないと感じました。 最初から見てないせいもあるのでし…

9/22 秀山祭九月大歌舞伎@新橋演舞場 夜の部

新橋演舞場夜の部を観ました。 吉右衛門の光秀が素晴らしかったです。 春永の屈辱に耐えに耐え、それが爆発するまでの気持ちの表現が丁寧で見事でした。 この演目、今まで何回か観ましたが、苦手で途中で寝てしまうことが多かったのですが、吉右衛門の緊迫感…

9/17 新橋演舞場 昼の部

連休の月曜日に新橋演舞場の昼の部を観てきました。 演目が二つしかなくて、幕間が40分あって、3時前には終わってしまうという短い公演で、観る前は物足りないかなあと思ってたのですが、充実した舞台で堪能しました。もちろん、もう一つ短い舞踊でもつい…

8/25 国立劇場歌舞伎俳優研修修了生・既成者研修発表会 第18回稚魚の会・歌舞伎会合同公演 B班

国立劇場のB班を観てきました。普段できない大きな役をみんな一生懸命勤めていてよかったです。 東志二郎は健闘していましたが太十はやっぱり難しいんだなあと思いました。 春希は顔が小さくて人形みたいでかわいらしかった。 茂之助は声がよかった。久吉に…

8/4 八月花形歌舞伎@新橋演舞場

今月の演舞場は初日に通しで観ました。 昼の部桜姫は、私はコクーンのは観なかったので、2004年以来。初めて観たのは2000年の国立でしたので3回目です。 福助の桜姫は悪くなかった。玉三郎みたいな美しさとは違った面白さがありました。 海老蔵の権助はもっ…

7月新橋演舞場 千秋楽 夜の部

夜の部最初の将軍江戸を去るは團十郎の慶喜が人物の大きさがよく出ていてとてもよかったです。 中車の山岡鉄太郎は将軍に尊王と勤皇について意見するところのセリフがやはり歌舞伎の雰囲気とは違うものの、逆にそれがかえって新鮮に聞こえました。山岡の必死…

7月 新橋演舞場 千秋楽 昼の部

これも遅くなってしまっていまさらなのですが、7月演舞場ヤマトタケルの感想メモ。最初の口上では、猿之助が大道具はじめ裏方のおかげと感謝。音楽のきっかけが通常だと100ぐらいなのに、スーパー歌舞伎では300もあるそうで、照明も同様で、大変なのだそう…

渋谷・コクーン歌舞伎第十三弾 天日坊

6月に観て、感想を書かないままになっていました。簡単にメモを書いておきます。 チケットを買っていなかったので、当日券で立ち見で観ました。係りの人に舞台の端が見えない場所がありますと説明を受けましたが、私の観た中二階の左側の位置からはそれほど…