日曜日に国立劇場に行って来ました。
初代横綱明石志賀之助が出てくる話ということで、開演前に日本相撲協会の櫓太鼓実演がありました。その後に太神楽曲芸協会による獅子舞。明石志賀之助の等身大パネルや、二階にはちょっとだけの狭いスペースですが関連展示もありました。さらにいつもの国立劇場マスコットキャラのくろごちゃんに加えて、日本相撲協会の公式キャラクターのひよの山も来ていて、写真をたくさん撮られていました。
全体としてはいつもの菊五郎劇団のお正月公演らしく、お約束の時事ネタや去年のはやりを取り入れた場面もあり、盛りだくさんで楽しい舞台でした。
菊之助の明石志賀之助が意外に立派で似合っていたのに驚きました。
主役は題名にもなっている市郎兵衛の菊五郎なんでしょうが、菊之助、松緑が中心になって活躍してたのは嬉しかったです。菊之助の台所での立ち回りも楽しかった。
宝船の七福神もお正月らしく華やか。あとは、大河くんも頑張ってました。
お正月らしく楽しい舞台でした。
河竹黙阿弥没後百二十年
河竹黙阿弥=作『櫓太鼓鳴音吉原』より
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸課=補綴
西行が猫
頼豪が鼠 夢 市 男 達 競(ゆめのいちおとこだてくらべ) 六幕十場
国立劇場美術係=美術
序 幕 第一場 鶴ヶ岡八幡宮の場
第二場 御輿ケ嶽の場
二幕目 第一場 鎌倉御所門前の場
第二場 花水橋広小路の場
三幕目 雪の下市郎兵衛内の場
四幕目所作事 旭鞆絵夢浮宝船
長唄囃子連中
尾上菊之丞=振付
五幕目 第一場 大磯京町三浦屋格子先の場
第二場 同 薄雲部屋の場
第三場 同 台所の場
大 詰 鎌倉御所の場
(出演)
尾上菊五郎
中村時蔵
尾上松緑
尾上菊之助
坂東亀三郎
坂東亀寿
中村梅枝
中村萬太郎
尾上右近
藤間大河
片岡亀蔵
河原崎権十郎
市村萬次郎
市川團蔵
坂東彦三郎
市川左團次
澤村田之助