新橋演舞場 初日
勧進帳、幕が開く直前から大向こうの成田屋！の声がかかり、海老蔵が出てくると、「成田屋！」、「待ってました！」の声と場内割れんばかりの嵐のような大拍手。みんな待ってたんですね。
海老蔵も緊張してたんでしょうか、富樫のセリフは硬かったし、力が入り過ぎ、語尾伸ばし過ぎな感じで、團十郎さんも緊張していたように見えました。しかし、見た目のよさは変わらず、かっこいい富樫でした。
楊貴妃は、福助がちょっと。。。なので、海老蔵の高力士ともちょっとうまくかみあってなかった感じがしました。
夜の部、鏡獅子。鏡獅子にも待ってましたの大向こうがかかりました。弥生は硬かったですが、手堅く勤めてました。まあ、海老蔵の踊りはもともとあまり期待していないのですが。しかし、獅子になってからはやはり存在感、躍動感が抜群。気振りもかなりの回数振ってました。私は数えてませんが、百回近かったようです。拍手も凄かった。かっこよかった。
最後は江戸の夕映え。江戸に帰ってくる小六とそれを待っている人たち。まさに海老蔵の姿と重なり、最後は感動して涙が出ました。
まあ、世の中的には批判も多いでしょうが、これからの舞台で結果を出していくしかないのですから、頑張ってくれることを期待したいです。
