柳家小三治一門会@練馬文化センター

柳家小三治一門会に行ってきました。


柳家ろべえ 牛ほめ
柳家はん治 背なで老いてる唐獅子牡丹
柳家三之助 棒鱈
柳家小三治 茶の湯


小三治以外の人は知らなかったのだけど、はん治の噺が面白かった。
「いろんなところで落語をやるけど、この間老人ホームでやってきて、半数は耳が遠くて、半数は笑う気力がなかった。」というマクラで高齢化というテーマをふって、若いもんが61歳、若頭が85歳という5人しかいないやくざの組の90歳の親分の噺に。


シマを荒らされて、相手のタマをとりに行こうとするが、組員には頼れないので、昔世話した流れ者のマムシの銀二に老人ホームに連絡して・・・という話。


後で調べたら、桂三枝の作った新作落語なんですね。老人どうしのとぼけた会話の雰囲気がとてもよかった。


小三治は、マクラは昨日テレビのニュースでやってたという荒川の桜の話や、昔は国技館は蔵前にあって子供のころラジオで聞いてたから相撲といえば蔵前の印象が強いとかいう話から「茶の湯」。


けっこう長くて、1時間近くあったでしょうか、たっぷり楽しめました。まずいお茶を無理して飲むときのしぐさ、表情がめちゃめちゃ面白かった。笑わそう、笑わそうというんじゃなくて、ひょうひょうとした雰囲気なんだけどそれがかえって面白いんだよなあ。