赤めだか

最近、落語を聴き始めたので、いまさらながら去年のベストセラー、立川談春の「赤めだか」を読んでみた。

ちょっと面白いエッセイなのかなと、軽い気持ちで読み始めたのだけど、想像以上の面白さ。子供時代を振り返る最初のページから面白くて、親子のやりとりがまるで落語みたい。ぐっと引き込まれて、最後まで一気に読んでしまいました。

著者が前座から二ツ目になるまでの青春ストーリーがメインの話なのだけど、ただ面白いだけじゃなくて、泣けるし、感動する。この本自体が良質の落語みたい。このまんまドラマか映画にもできるんじゃないかな。

読み終わって無性に落語が聴きたくなりました。

赤めだか

赤めだか