国立劇場の絵本合法衢初日を観てきました。
とにかく仁左衛門の悪逆非道、悪のかっこよさが際立っていた。
二役で何人殺したことか。
時代と世話の悪人をうまく演じ分けていましたが、大学之助が風格があってよかったと思います。
あとは時蔵のうんざりお松がよかった。
あんまり殺すので、途中多少嫌になりかけたけれど、最後まで観終わってみれば不思議と爽快感が残りました。
あとでもう一回観に行く予定なので、楽しみ。
四世鶴屋南北=作
奈河彰輔=監修
国立劇場文芸課=補綴
通し狂言絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ) 四幕十二場
国立劇場美術係=美術
序 幕 第一場 多賀家水門口の場
第二場 多賀領鷹野の場
第三場 多賀家陣屋の場
二幕目 第一場 四条河原の場
第二場 今出川道具屋の場
第三場 妙覚寺裏手の場
三幕目 第一場 和州倉狩峠の場
第二場 倉狩峠一つ家の場
第三場 倉狩峠古宮の場
第四場 元の一つ家の場
大 詰 第一場 合法庵室の場
第二場 閻魔堂の場
片岡仁左衛門
中村時蔵
片岡孝太郎
片岡愛之助
中村梅枝
上村吉弥
市川男女蔵
片岡市蔵
市川高麗蔵
坂東秀調
市川段四郎
市川左團次 ほか