1/7 国立文楽劇場 初春文楽公演 第二部
3連休は大阪に行っていました。
松竹座で関の扉を幕見した後、国立文楽劇場へ。国立文楽劇場は初めて行きました。
行ってみてまず、思っていたより客席数が多く、広いのに驚きました。調べたら国立劇場の小劇場は560席、国立文楽劇場は731席だそうです。
席の配置も互い違いになっていて前の人の頭が気にならないのもよく、いい劇場だと思いました。
字幕の表示が国立小劇場は縦書きで左右に配置されているのに対して上に横書きで表示されるのもはじめて知ったので新鮮でした。
場内はお正月らしく、いろいろな飾りが飾られていました。
義経千本桜では、狐が見台や鼓やらあっと驚く意外な場所から登場するので驚きました。歌舞伎とは違う人形ならではのケレンで、楽しかったです。歌舞伎でもいつもと違うところから出てくる工夫とかないのかなと検索していたら、四代目小團次という人は、三味線の胴から抜けるというケレンを見せたそうです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%B7%9D%E5%B0%8F%E5%9C%98%E6%AC%A1_(4%E4%BB%A3%E7%9B%AE)
最後の宙乗りも文楽では初めて見ました。
壺坂は歌舞伎では吉右衛門・芝翫、三津五郎・福助、愛之助・七之助と三回観たことがあります。正直、個人的にそれほど好きな演目ではなかったのですが、今回はなかなか楽しかったです。観音様のおかげで目が見えるようになるという奇跡。人形の方がそういうファンタジーの世界にはまりやすいのかもしれません。
歌舞伎との違いでひとつ面白いなと思ったのは、崖から谷に身を投げるところで人形を実際に下に落としてしまうのは人形ならではの面白いやり方だと思いました。
義経千本桜 (よしつねせんぼんざくら)
道行初音旅
河連法眼館の段
壺坂観音霊験記 (つぼさかかんのんれいげんき)
土佐町松原の段
沢市内の段
山の段