6/18 蝶々夫人 @新国立劇場

先週、新国立劇場でオペラ「蝶々夫人」を観てきました。初台が最寄駅ですが、新宿駅から歩いてみようと思い立って、歩いてみたら思ったより遠かったです。


さて、オペラは初めてで、「蝶々夫人」ならわかりやすいだろうと思って初めての演目に選んだのですが、字幕もあったのでよくわかったし、感動しました。


やはり何と言っても蝶々さんのソプラノの歌がすばらしかった。自分のようなオペラ素人でも聞いたことのあるクライマックスのところで歌われる「ある晴れた日に」には特に感動しました。
そのほかの曲の中に、宮さん宮さんやアメリカ国歌が織り込まれているのも面白かった。


最後の場面、奥の岡の高い位置に星条旗、舞台の前方に自害した蝶々さん、そして真ん中に子供、それを一直線に照明でという縦の構図が印象的でした。歌舞伎ばっかり見ていると、歌舞伎の場合は横に並んで絵面になるのが多いのでその違いがより印象に残ったのかもしれません。


蝶々さんとピンカートン以外では、スズキ、ゴロー、ボンゾ役の人たちが印象に残りました。


ただ、ストーリーとしては日本人からするとちょっと何とも微妙な気分になるところもあり、ミス・サイゴンを思い出して、ベトナム人がミスサイゴンを見るとこんな気分になるのかなあと思ったりもしました。


今後はオペラも少し観ていこうかと思います。


蝶々夫人 オルガ・グリャコヴァ
ピンカートン ゾラン・トドロヴィッチ
シャープレス 甲斐栄次郎
スズキ 大林智子
ゴロー 高橋淳
ボンゾ 島村武男
神官 佐藤勝司
ヤマドリ 松本進
ケート 山下牧子