3/26 シアターコクーン「日本人のへそ」

日本人のへそ


井上ひさし
演 出 栗山民也


音 楽 小曽根真
出 演 石丸幹二笹本玲奈辻萬長植本潤、吉村直、古川龍太、久保酎吉、
明星真由美、今泉由香、高畑こと美町田マリー、たかお鷹、山崎一
小曽根真


3/26にシアターコクーンの「日本人のへそ」を観てきました。面白かった!
笹本玲奈が出るのと、井上ひさし追悼というだけしか知らずにチケットを取ったので、予備知識ゼロで観たのですが、それがかえってよかったです。
これから4月には大阪公演などもあるみたいですが、これから観る人は余計な情報なしに観た方が面白いかもしれません。


井上ひさしの34歳のときの実質的な劇界デビュー作だそうですが、最初からこんなものが書けたなんて、井上ひさしの芝居ってほとんど観たことなかったけど、すごい人だったんだなあと改めて感じました。生前にもっと観ておけばよかった。


お目当ての笹本玲奈さんは、いつもお嬢様とか、悲劇のヒロイン役が多いので、今回のコメディっぽい意外な面が観れたのはちょっと衝撃的でしたが面白かった。


劇中でたくさんの歌が歌われるけど、ミュージカルではないのだけど、笹本玲奈石丸幹二が二人で歌うシーンだけはミュージカルみたいな雰囲気でしたね。


ほかの出演者で知っているのは山崎一さんぐらいだったのですが、個性的な役者さんばかりですごく笑えました。中でも辻萬長さんの存在感と、たかお鷹さんのすごい個性が印象的でした。


歌の中では、「日本のボス」と歌う場面があったのですが、こんな時期ですので、なんだか日本の首相をはじめとしたリーダーのことを考えてしまいました。


トーリー的には1幕と2幕があまりにも違っていて、2幕に入った瞬間しばらくは何やってるのかわかりませんでした。そして、最後のストーリー展開も驚きでした。何かいろんなものがぎっしり詰まった芝居だったという印象です。


節電で帰りの渋谷駅前はものすごく暗かったのも印象的でした。