東京国立博物館
http://www.asahi.com/kokka/index.html
上野の東京国立博物館へ行ってきました。普段、美術に特に興味があるわけではないのだけど、この「対決」という企画のポスターを駅で見かけて気になってしまったもので。
同時代にライバルだった人たち、師弟、あるいは時代は違うけれど影響を受けた人の作品を比べてみることができるというもので、社会や美術の教科書やなんでも鑑定団で見た名前がいっぱい。
運慶vs快慶、雪舟等楊vs雪村周継、狩野永徳vs長谷川等伯、長次郎vs本阿弥光悦、俵屋宗達vs尾形光琳、円山応挙vs長沢芦雪、野々村仁清vs尾形乾山、円空vs木喰、伊藤若冲vs曽我蕭白、池大雅vs与謝蕪村、喜多川歌麿vs東洲斎写楽、富岡鉄斎vs横山大観
これだけの作品が一度に見れるだけでもすごいけれども、それを対決というキーワードでまとめた企画者はうまいですね。
一番印象的だったのは、芦雪の虎。日本最大の虎の絵だそうで、ふすま絵で3メートルぐらいあってすごい迫力。師匠の応挙の虎との違いも面白い。
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/9.html
若冲の鮮やかな色の鶏と蕭白の迫力ある獅子。写真だとわからないけど、この絵でっかいです。
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/5.html
歌舞伎好きとしては、教科書で有名な写楽の役者絵を見ることができたのもうれしかった。
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/12.html
かなり見ごたえありました。襖絵とか屏風絵が多かったのですが、大きくて迫力ありました。この雰囲気は教科書とか図版ではわからないですね。混んでいたので、なかなか落ち着いてじっくり見ることができなかったのが残念でした。
ところで、500円で解説の音声ガイドが借りられるのですが、その声優が、古川登志夫、内海賢二、小林清志、玄田哲章、清川元夢、野沢那智、羽佐間道夫、池田秀一など、超豪華。古川登志夫の声がどうしてもうる星やつらの諸星あたるに聞こえておかしかったです。