関西で評判になったGOEMONが東京に初お目見え。
松竹座で評判になっていたときに気になっていたので、愛之助のフラメンコがどんなものか楽しみに観に行きました。
和洋折衷で盛りだくさんで、結果的に予想外の面白さでした。
途中で挟まるフラメンコは初めて見たけど、とてもかっこよくてよかったです。
愛之助のフラメンコはちょっと笑ったけど、壱太郎の踊りはうまかったです。トーマッサイ!トーマッサイ!という声が耳に残ります。
大薩摩とギターの掛け合いも面白くて聞き応えがありました。
立ち回りは二階席が楽しそうでした。自分は三階席だったので、二階席の両側に出てきたのがちょっと見えただけでした。
種之助の加藤虎之助が槍を構えたところは、すごく安定したいい姿勢でかっこよかったです。
今井翼の才蔵もあまり違和感なく溶け込んでました。
今井翼さんには大向うさんが出雲屋とかけてました。
石川五右衛門がスペイン人とのハーフなのって、ずいぶんぶっ飛んだ設定だなと思ってたけど、よく考えたら普通の歌舞伎の場合も中国人とのハーフなんだから、江戸時代の人にしてみたら同じような感覚だったのかもなあという感じがしました。
葛籠抜けと、最後の鷹に乗ってのと宙乗りが二回あったのも豪華でした。
GOEMON(ごえもん)
石川五右衛門
片岡愛之助宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候
石川五右衛門 片岡 愛之助
神父カルデロン/霧隠才蔵 今井 翼
出雲の阿国 中村壱太郎
加藤虎之助 中村種之助
小早川隆景 中村寿治郎
石田局/名古屋山三 上村吉弥
豊臣秀吉 中村鴈治郎