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三月歌舞伎座 中村芝雀改め五代目中村雀右衛門襲名披露 昼の部・夜の部

歌舞伎

先日、土曜日に中村雀右衛門襲名披露を昼夜観てきました。


一番よかったのは、夜の部の金閣寺
雀右衛門が障子を開けて出てきた瞬間、下手寄りから斜めの角度で観ていたので顔が細く見えたせいもあって、先代にそっくり!という印象でした。
爪先鼠のところ、花びらが大量に降ってきてからはとても熱演でよかったです。
幸四郎の大膳は悪の大きさが感じられて立派でした。
仁左衛門の東吉がとにかくすっきりした男前ぶりで、碁盤を持っての見得など本当にかっこよかったです。


対面は橋之助の工藤も思ったより貫禄がなく、全体的に小ぶりにまとまって今ひとつ面白くありませんでした。
その中で勘九郎の十郎が柔らかみと凛々しさがあってとてもよかった。


女戻駕籠は時蔵菊之助がきれいで、その真中に立つ錦之助もこういう奴の役が似合う立派さが出てきたなあと思いました。
俄獅子は梅玉がさすがすっきりとした男前。


鎌倉三代記は難しくてもともと苦手な演目なので、途中寝てしまいました。
吉右衛門の高綱がさすがで、後半の大きさ、立派さはもちろんのこと、前半の正体を表す前が飄々として、面白かった。
以前、幸四郎で観た時は、前半から大きさが出ていて、いかにも大物だということが丸わかりだったのですが、吉右衛門は前半と後半の違いの対比がうまかった。
代演の菊之助が見た目美しく、代役とは思えない出来でした。


団子売は楽しく、すっきりと昼の部打ち出し。


角力場は、橋之助の長五郎が立派でよかった。


口上は18人も並んで豪華でした。新雀右衛門の両脇に藤十郎幸四郎
我當も久しぶりに見れてよかったです。


最後は関三奴。三人とも奴さんがぴったりの役者で、それぞれの踊りの組み合わせがとても面白かった。



昼の部

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)

工藤祐経   中村橋之助
曽我五郎   尾上松緑
曽我十郎   中村勘九郎
化粧坂少将  中村梅枝
近江小藤太  大谷廣太郎
八幡三郎   大谷廣松
喜瀬川亀鶴  中村児太郎
梶原平次景高 市村橘太郎
梶原平三景時 松本錦吾
大磯の虎   中村扇雀
小林朝比奈  中村鴈治郎
鬼王新左衛門 大谷友右衛門

    
二、女戻駕(おんなもどりかご)
  俄獅子(にわかじし)

〈女戻駕〉
吾妻屋おとき 中村時蔵
浪花屋おきく 尾上菊之助
奴萬平    中村錦之助

〈俄獅子〉
鳶頭梅吉    中村梅玉
芸者お孝    片岡孝太郎
芸者お春    中村魁春



三、鎌倉三代記(かまくらさんだいき)
絹川村閑居の場

時姫     中村芝雀改め中村雀右衛門
佐々木高綱  中村吉右衛門
おくる    中村東蔵
富田六郎   中村又五郎
長門    片岡秀太郎
三浦之助義村 尾上菊五郎体調不良で休演のため、尾上菊之助


四、 団子売(だんごうり)

杵造    片岡仁左衛門
お福    片岡孝太郎


夜の部

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

角力
濡髪長五郎       中村橋之助
藤屋吾妻        市川高麗蔵
平岡郷左衛門      中村松江
三原有右衛門      坂東亀寿
茶亭金平        嵐橘三郎
山崎屋与五郎/放駒長吉 尾上菊之助


二、五代目中村雀右衛門襲名披露 口上(こうじょう)

中村芝雀改め中村雀右衛門
幹部俳優出演
藤十郎

三、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)

金閣寺

雪姫中村芝雀改め中村雀右衛門
松永大膳     松本幸四郎
狩野之介直信   中村梅玉
松永鬼藤太    中村錦之助
春川左近     中村歌昇
戸田隼人     中村萬太郎
内海三郎     中村種之助
山下主水     中村米吉
十河軍平実は佐藤正清 中村歌六
此下東吉     片岡仁左衛門
慶寿院尼     坂田藤十郎



四、関三奴(せきさんやっこ)

奴駒平    中村鴈治郎
奴勘平    中村勘九郎
奴松平    尾上松緑


http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/436