夜の部を観てきました。
源太勘當は以前に観たとき面白くなかった記憶があったけど、今日観たら梅玉のなんともいえない風情が感じられて、物語の語りも意外と面白かった。
筋書を見たら、前に観たのは11年前の勘太郎、海老蔵、芝のぶ、秀太郎でだったので面白くないのも納得。この芝居は若手で面白く見せるのはちょっと無理な演目ということでしょうね。
錦之助が体調不良のため、又五郎が代演ということでしたが、代演とは思えないしっかりした出来でよかった。
籠釣瓶は前にも書いたとおり、素晴らしかったです。今日も縁切りの場が緊張感にあふれていて、菊之助のわちきはつくづく嫌になりんしたのセリフに深い気持ちがこもってました。
最後の浜松風は、籠釣瓶で緊張した頭をほぐすのにちょうどいい踊りで、打ち出しにふさわしかったと思います。
一、ひらかな盛衰記(ひらかなせいすいき)
源太勘當
梶原源太景季 中村梅玉
腰元千鳥 片岡孝太郎
横須賀軍内 片岡市蔵
茶道珍斎 市村橘太郎
梶原平次景高 中村錦之助休演のため、中村又五郎
母延寿 片岡秀太郎
三世河竹新七 作
二、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
佐野次郎左衛門 中村吉右衛門
兵庫屋八ツ橋 尾上菊之助
下男治六 中村又五郎
兵庫屋九重 中村梅枝
同 七越 坂東新悟
同 初菊 中村米吉
遣手お辰 中村歌女之丞
絹商人丹兵衛 嵐橘三郎
釣鐘権八 坂東彌十郎
立花屋長兵衛 中村歌六
立花屋女房おきつ 中村魁春
繁山栄之丞 尾上菊五郎
三、小ふじ此兵衛 浜松風恋歌(はままつかぜこいのよみびと)