夏休み親子のための能楽公演

はじめて能と狂言を見てきました。

子どものための公演だからわかりやすいだろうと思って特に予習はせずに行きましたが、思ったよりわかりやすくて楽しめました。観客はやっぱり親子連れや、制服を着た中学生などが多かったです。

はじめて知って驚いたのは、座席の背もたれにモニターが付いていて字幕が見れること。しかも、子ども向け解説、普通の字幕、英語に切り替えができる。

まずは、茂山千三郎が能舞台やこれから始まる話について解説。

解説が終わると最初の狂言は、「神鳴」。やぶ医者のところにかみなり様が落ちてきて、腰を痛めてしまう。医者が針治療をすると、かみなりは痛がって大騒ぎするが、腰が治り、治療代のかわりに日照りや水害がおきないようにすると約束して帰っていくという話。

これは子どもでもわかりやすいし、かみなりが針を刺されて、「あ痛、あ痛」と騒ぐところなど会場に笑いが起こってました。

ロビーで能の楽器体験コーナーというのをやっていたので、休憩時間に体験してみました。太鼓と小鼓を打たせてもらいましたが、普段できない体験なので、こういうのはいいですね。

能は、「小鍛冶」。宗近という刀鍛冶が剣を作るように帝から命じられるが、一緒に作れる弟子がいないので、稲荷明神にお参りすると、狐の精が助けてくれて剣を完成させるという話。

途中で寝てしまいましたが、テレビで見るよりは面白いものでした。意外と面白かったので、また行ってみたいですね。

国立能楽堂
普及公演
夏休み親子のための能楽公演

おはなし 茂山千三郎

狂言大蔵流
神鳴

神鳴  茂山正邦
藪医者 松本薫

能・喜多流
小鍛冶

前シテ/童子・後シテ/稲荷明神
谷大作
ワキ/小鍛冶宗近 福王和幸
ワキツレ/橘道成 喜多雅人
アイ/末社の神 茂山千三郎