6/26 熱海五郎一座@新橋演舞場

笹本玲奈さんが出るということで、熱海五郎一座を初めて観ました。
新橋演舞場では3回目という一座、正直、お話とギャグは比較的高齢者向けな定番な感じで少々ベタだなーと感じましたが、軽演劇という名にふさわしく、頭空っぽにして気楽に楽しめる内容でした。


玲奈さんはゲストなので、ちょっと歌うだけかと思っていたのですが、思ったよりも歌う場面が多く、ファンとしては嬉しかったです。
大スターという役どころで、登場シーンから派手なライトに歌いながらゴンドラに乗って登場と、笑わせてくれました。
ほかにも、発声練習から歌になったり、第二幕の見せ場はサミット会場のプレゼンのためのショーという場面で、1曲目は着物で富士山と桜を背景に日本風の歌、2曲目は大都会の夜景を背景に赤いドレスでポップな歌とダンスのシーンがあって、十分に魅力を発揮していて楽しかったです。


もう一人のゲストの松下由樹さんも物語の軸となる重要な役割で、立廻りをしたり、歌ったりといろいろと活躍。


レギュラー出演者の中でも面白かったのは春風亭昇太の女将。どこか、実際にいそうな雰囲気でいい味を出してました。ちょっと古いけど、吉兆のささやき女将のネタがあったり、積み重ねた座布団を見て、「もうこういう座布団に座ることもないのね。歌丸師匠戻ってきてー」というネタもあったりしました。ここは、当初は違う内容で、司会が決定したら内容変わるなと思って稽古に身が入らなかったとカーテンコールで昇太さんが言ってました。


ラサール石井の神奈川県知事は、知事と温泉旅館ということで、都知事の問題ネタも織り込んであって面白かった。台本ができた段階では何にもなかったのに、問題が起きてから台本を修正したそうです。


カーテンコールでの皆さんのコメントも面白くて、最後まで楽しめました。


新橋演舞場 シリーズ第三弾
熱海五郎一座
熱闘老舗旅館
ヒミツの仲居と曲者たち

渡辺正行
ラサール石井
小倉久寛
春風亭昇太
東  貴博(交互出演)
深沢邦之(交互出演)

劇団スーパー・エキセントリック・シアター

  • ゲスト出演 -

松下由樹
笹本玲奈

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