6/5 新派特別公演「浅草の鈴」「国定忠治」@三越劇場

新派公演、初めて見る国定忠治を楽しみに行きました。


深川の鈴は、いい話でした。大向うさんもいて、月乃助に澤瀉屋と声がかかってるのを聞いて、澤瀉屋と呼ばれるのも今回までかあとちょっと寂しい気がしました。
蚊帳から紐がつながっている鈴が鳴るのは、セックスしてる暗示なんだけど、それほどエロチックではなかったような感じ。


国定忠治は、面白かった!
月乃助の赤城の山も…の名台詞が高らかにびしっと決まり、最後の場面の殺陣もかっこよかった。
そういえば、「赤城の山も今宵限り」と思っていたのだけど、「赤城の山も今夜を限り」でした。
だんまりのようなゆっくりとしたアクションで提灯を横にして燃やし、そこから速い動きになっての殺陣。歌舞伎と違ってスピード感があって体に当てに行くので激しく、かっこよかった。
伊吹吾郎が強面な面とちょっとユーモラスなところを見せて好演。大向うさんもいて、澤瀉屋!、大当たり!の声が気持ちよかった。


一、深川の鈴
お糸 :波乃久里子
お辰 :伊藤みどり
円玉 :立松昭二
信吉 :市川月乃助

二、国定 忠治(くにさだちゅうじ)
─赤城天神山より小松原まで─
国定忠治市川月乃助
川田屋惣次 :笠原章
山形屋藤造 :伊吹吾郎

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