土曜日に国立能楽堂に行ってきました。
田村は初めて観ましたが、前半の童子も後半の坂上田村麿も非常に面白く観ました。
パンフレットの解説によると、「シテが戦勝の将軍であるため、江戸時代には武士に重んぜられ、同じく戦勝の武将を主人公とする能「箙」「八島」とともに「勝修羅」と呼ばれました。」とのことです。
「あれを見よ不思議やな、味方の軍兵の旗の上に、千手観音の、光を放って虚空に飛行し、・・・・鬼神は残らず討たれにけり」のところは、歌舞伎の碇知盛で知盛が出発する際に流れるところだなと思って、聞きながらドキドキしました。
解説・能楽あんない 春の「勝修羅」―「田村」と清水寺縁起 田中貴子(甲南大学教授)
狂言 空腕(そらうで) 大藏千太郎(大蔵流)
能 田村(たむら) 大村定(喜多流)