糸桜の前に、波乃久里子さん、水谷八重子さん、月乃助さんで入団ご挨拶がありました。
糸桜は、河竹黙阿弥家の話。波乃久里子さんは、親から受け継いだものを次代に伝えていき家を守るという役柄が、十七代目中村勘三郎の娘というところと重なる面があるような感じがしてぴったりでした。月乃助も自分が思っていなかった環境に身を置くことになったというところが自身とつながっているようで、面白かったです。
新婚初夜の場面でみつが繁俊を蹴り飛ばすというのは、あさがきたで旦那さんを投げ飛ばしたのを思い出しました。
新年踊り初めは大和悠河さんの花魁がきれいでした。月乃助の鳶も颯爽としていました。
河竹黙阿弥生誕二百年記念
一、糸 桜 二幕
―黙阿弥家の人々―
河竹 登志夫 原作「作者の家」より
齋 藤 雅 文 脚本・演出
二、新年踊り初め 一幕
―劇中にて新春ご挨拶申し上げます―
尾 上 墨 雪 構成・振付