読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2015年 9/26 歌舞伎座

歌舞伎

珍しい新清水浮無瀬の場は、予想外に面白かった。
国立劇場染五郎がやったときとはだいぶ違っていて、ここから引窓まで通しで見てみたいなあと思いました。
梅玉宙乗りが優雅で本人も楽しそう。序盤の梅玉魁春錦之助芝雀のいちゃいちゃ具合も楽しく、ほかには、松之助のおかしみがさすがでした。


紅葉狩は、松緑のヒゲを楽しみにしてたのに、この日はしてなかったです。
金太郎くんがしっかり、きっちりと踊ってて、非常に良かったです。


伊勢物語は、今度は何十年もおかないで早いうちに再演してほしい演目。
はったい茶を飲む吉右衛門東蔵の表情がいかにも昔なじみのほのぼのとした温かい感じで本当に良かった。
この場面があるからこそ、後半が悲しい。衝立を隔てて、小由だけが何も知らずに砧を打ち、衝立の反対側の三人は悲しみに耐えてるのは視覚的にも名場面だと思いました。


先代萩は、床下の仁木に凄みがあって大きくてかっこよかった!
吉右衛門の仁木は、大きさ、凄みはもちろんのこと、口伝の通り、雲の上をふわふわ歩くような足取りがまた素晴らしかった。面明かりを動かしてた後見のお二人も見事でした。
染五郎の勝元は吉右衛門の仁木相手ではやはり分が悪かった。本当は梅玉みたいにもっと上から目線の余裕がほしいんだけど。

玉三郎の政岡は藤十郎の感情あふれる良さとはまた一味違う、やや抑えた演技の中に気持ちのこもる名演でした。
先代萩は子役の子たちもうまくて、泣かされました。


昼の部

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
新清水浮無瀬の場


南与兵衛   中村梅玉
藤屋吾妻   中村芝雀
平岡郷左衛門 中村松江
太鼓持佐渡七 澤村宗之助
堤藤内    中村隼人
井筒屋お松  中村歌女之丞
手代権九郎  片岡松之助
三原有右衛門 松本錦弥 
山崎屋与五郎 中村錦之助
藤屋都    中村魁春



二、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)

更科姫実は戸隠山の鬼女 市川染五郎
局田毎         市川高麗蔵
侍女野菊        中村米吉
山神          松本金太郎
腰元岩橋        中村吉之助
従者左源太       大谷廣太郎
従者右源太       坂東亀寿
平維茂         尾上松緑



紀有常生誕一二〇〇年
三、競伊勢物語(だてくらべいせものがたり)

序幕

大詰 奈良街道茶店の場
同  玉水渕の場
春日野小由住居の場
同  奥座敷の場


紀有常        中村吉右衛門
絹売豆四郎/在原業平 市川染五郎
娘信夫/井筒姫    尾上菊之助
絹売お崎       中村米吉
同 お谷       中村児太郎
旅人倅春太郎初お目見得 井上公春(桂三長男)
およね        中村歌女之丞
川島典膳       嵐橘三郎
茶亭五作       大谷桂三
銅羅の鐃八      中村又五郎
母小由        中村東蔵


夜の部

通し狂言 伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)

花水橋
竹の間
御殿
床下
対決
刃傷
〈花水橋〉
足利頼兼 中村梅玉
絹川谷蔵 中村又五郎


〈竹の間〉        
乳人政岡  坂東玉三郎
沖の井   尾上菊之助
鳶の嘉藤太 中村吉之助
小槙    中村児太郎
八汐    中村歌六


〈御殿〉         
乳人政岡 坂東玉三郎
沖の井  尾上菊之助
小槙   中村児太郎
栄御前  上村吉弥
八汐   中村歌六



〈床下〉         
仁木弾正   中村吉右衛門
荒獅子男之助 尾上松緑



〈対決・刃傷〉      
仁木弾正    中村吉右衛門
細川勝元    市川染五郎
渡辺民部    中村歌昇
山中鹿之介   中村種之助
大江鬼貫    澤村由次郎
山名宗全    大谷友右衛門
渡辺外記左衛門 中村歌六