3/9の土曜日に新橋演舞場の夜の部を観ました。
染五郎の大蔵卿は高貴な雰囲気と、後半の颯爽とした雰囲気はよかったですが、前半の作り阿呆はやっぱり難しいんだなあと感じました。
でも初役なので、何度も積み重ねていってほしいと思いました。
松緑の鬼次郎と壱太郎のお京はフレッシュでよかった。
二人椀久、歌舞伎 on the webの上演記録を見ると、2000年9月の富十郎・雀右衛門、2002年3月の仁左衛門・玉三郎、2005年2月の仁左衛門・孝太郎、2006年3月の富十郎・菊之助と4回も観ているはずなのに、なぜかあまり覚えていません。もったいないですが、前半の照明が暗いところが苦手でけっこう寝てしまっていたのかもしれません。
今回の染五郎と菊之助は寝ずに全部観ました。ふたりとも美しかったし、全部しっかり観て、こんなに面白い踊りだったかなとはじめて思いました。
この演目も二人で上演を重ねていってほしいと思いました。
夜の部
一、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
檜垣
奥殿
一條大蔵卿 市川染五郎
吉岡鬼次郎 尾上松緑
お京 中村壱太郎
鳴瀬 上村吉弥
八剣勘解由 松本錦吾
常盤御前 中村芝雀
二、二人椀久(ににんわんきゅう)