2/9 2月文楽公演 第三部 

2月9日に文楽の第三部に行きました。

歌舞伎で何回も観てる演目ですが、文楽でははじめて観ました。

紋壽のお三輪がしっとりと、けなげでとてもよかったです。

入鹿の御殿で、歌舞伎だと御簾が上がると入鹿がいるのですが、文楽だと下手の幕から出てきて金殿に登るのが歌舞伎と違って面白かった。歌舞伎でも花道から出たら面白いんじゃないでしょうか。

歌舞伎だと鱶七が最後立ち回りになって見得で終わるところ、文楽でも花四天の人形がからんで、鱶七にやられた後、歌舞伎の花四天が逆立ちするみたいに逆さになったのが面白かったです。ただ、最後の見得は歌舞伎の方が見ごたえがあるなと思いました。

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
道行恋苧環
お三輪 豊竹呂勢大夫
求馬 豊竹睦大夫
橘姫 豊竹芳穂大夫
豊竹希大夫
豊竹亘大夫
鶴澤清治
鶴澤清志郎
鶴澤清𠀋
豊澤龍爾
鶴澤寛太郎

鱶七上使の段
竹本文字久太夫
野澤錦糸

姫戻りの段
豊竹咲穂大夫
竹澤宗助

金殿の段
豊竹英大夫
鶴澤清介

〈人形〉
橘姫 吉田勘彌
求馬実は藤原淡海 吉田和生
お三輪 桐竹紋壽
蘇我入鹿 吉田玉輝
漁師鱶七実は金輪五郎 吉田玉女
豆腐の御用 桐竹勘壽