3/14 五街道四門三月双蝶々初夜@日本橋劇場

おととい、雲助一門による双蝶々の通しを聞いてきました。
4人ともそれぞれ素晴らしく、特に雲助師匠の芝居掛りの権九郎殺しは本当にかっこよかったです。


桃月庵白酒「双蝶々−長屋」
花道から登場。もともと予定にはなかったのだけれど、せっかくだからとみんな花道から出ることに急遽したそうです。
毒のある子どもをやらせると白酒はさすがうまい。


蜃気楼龍玉「双蝶々−定吉殺し」
番頭の権九郎が長吉のすりを問い詰めていく緊迫感がすごかった。
そして長吉が定吉を手ぬぐいを使って殺すところはゾクゾクしました。
サスペンス映画を見ているような感じがしました。


五街道雲助「双蝶々−権九郎殺し−芝居掛相勤申上候」
高座が片付けられ、照明を暗くした舞台で雲助師匠の歌舞伎のようなきれいな動き。
そして殺した後は、花道で着物の裾を尻端折りして手ぬぐいで頬かむりして去っていく様子は本当に役者のようでした。


隅田川馬石「双蝶々−雪の子別れ」 
親子のやりとりにしみじみと感動しました。


もうこんな企画はないでしょうから、本当に聴けてよかったです。