ウーマン・イン・ホワイト@青山劇場

23日5:30からの部を観ました。

2007年の初演のときに、3回も観て好きだったので、今回ほとんどの主要キャストが変わってしまったのが不安でしたが、期待して見に行きました。

笹本玲奈さんのオール・フォー・ローラはすばらしかった。複雑な感情を見事に表現していました。前回は一生懸命体当たりな感じがしましたが、今回は役を完全に自分のものにしている感じがしました。

ウォルターは、セリフは別所哲也の方がかっこよかった気がしますが、歌は田代万里生がうまいですね。ローラの大和田美帆も歌うまかったし、優等生な妹を好演してました。ただ、神田沙也加の方が、姉妹の仲のよさがとても伝わってきたような気がします。フォスコ伯爵は、岡さんも悪くないのですが、普段から髭を生やしている上條さんの方が役としては馴染んでいたような気がします。

何だかんだと初演と比べて観てしまったのですが、とはいえ、今回は今回なりのよさがあって楽しめました。

サスペンスとはいえ、一回見てしまったら謎の答えはわかっているわけですが、それでもこれだけワクワクするのは、テンポのいい脚本と、すばらしい曲のおかげでしょうね。

マリアン 笹本玲奈
ウォルター 田代万里生
ローラ 大和田美帆
フォスコ伯爵 岡幸二郎
白いドレスの女 和音美桜
パーシヴァル パク・トンハ
フレデリック 光枝明彦