歌舞伎

2020年1月4日 国立劇場 初春歌舞伎公演『菊一座令和仇討』

1月4日は国立劇場へ行きました。 毎年恒例の菊五郎劇団によるゆるい正月芝居。今年も観終わって楽しい印象しか残らず、肩の凝らない観劇でした。上演前に太神楽の獅子舞もあり、お正月気分が盛り上がりました。 両花道を使っているため、序幕では菊之助と松…

2020年1月3日 新橋演舞場 昼の部・夜の部

1月3日に新橋演舞場の初日を観ました。 昼の部一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)金閣寺 雪姫 片岡孝太郎此下東吉実は筑前守久吉 市川右團次十河軍平実は佐藤正清 市川九團次松永鬼藤太 澤村國矢慶寿院尼 市川齊入狩野之介直信 大谷友右衛門松…

2020年1月2日 歌舞伎座夜の部

2020年の観劇はじめは歌舞伎座初日夜の部を観劇しました。 一、義経腰越状(よしつねこしごえじょう)五斗三番叟五斗兵衛盛次 松本白鸚九郎判官義経 中村芝翫亀井六郎 市川猿之助伊達次郎 市川男女蔵錦戸太郎 松本錦吾泉三郎忠衡 中村歌六 五斗三番叟は上演…

2019年歌舞伎ベスト10

2019年上半期よかったもの ・1月俊寛 ・3月盛綱陣屋 ・4月寿栄藤末廣 ・4月実盛物語 ・4月超歌舞伎 ・5月オフシアター歌舞伎 ・6月NARUTO ・6月石切梶原 ・6月封印切 ・6月三谷かぶき。 2019年下半期よかったもの ・7月歌舞伎座星合十三團・8月南座超歌舞伎…

3/18 三月歌舞伎座 昼の部

三月歌舞伎座昼の部は名君行状記。あまり上演されないようで、初見。 真山青果の新歌舞伎にしてはなかなか面白かった。もちろん、セリフ劇で理屈っぽいのは他の作品と変わらないのだけれど、鷹揚な名君である梅玉と若さにはやって光政に詰め寄る亀三郎の組み…

2/19 六本木歌舞伎 第二弾「座頭市」昼の部@EXシアター

すでにTwitterなどで感想を目にしていたので、2/19に期待と不安を抱えて六本木歌舞伎を観ました。全体的な印象としては、思ったより面白かったけど、贔屓目で見ても微妙だなという感じ。 リリー・フランキーと三池崇史と海老蔵のやりたいことがぐちゃぐちゃ…

2/5 江戸歌舞伎三百九十年猿若祭二月大歌舞伎@歌舞伎座

二月歌舞伎座は月の前半に行きました。二月は何と言っても、勘太郎を名乗る七緒八くんと長三郎を名乗る哲之くんの初舞台。 三歳と五歳とは思えないしっかりしていて、かわいらしく、セリフも立派に言えて、見得もしっかりしていました。 勘九郎と七之助は終…

1/15 壽 初春大歌舞伎@歌舞伎座

1月歌舞伎座は昼夜通しで観ました。最初が「将軍江戸を去る」。大政奉還百五十周年と謳っているものの、なぜ、お正月の最初がこれなのかわかりません。 が、意外に面白かったです。最初の彰義隊の場面、いつもあまり面白いとも思わないのですが、歌昇、種之…

1/14 初春歌舞伎公演 「通し狂言 しらぬい譚」@国立劇場

菊五郎劇団の毎年おなじみのお正月公演。 例年通り、いろんな見せ場があって、ストーリーはそんなに気にする必要はなく、おっとりしたお正月気分で楽しめる演目でした。幕開き、海の中に鐘が沈んでいて、銀色に光る魚の群れが泳ぐ中、上から菊之助が下りてく…

1/9 壽新春大歌舞伎 市川右近改め三代目 市川右團次 襲名披露 二代目 市川右近 初舞台 昼の部@新橋演舞場

右團次襲名昼の部は、雙生隅田川。 この演目で驚いたのは初舞台の右近のすごさ。 武田タケルの名前で一度舞台に出ているけれど、今回が初舞台。まだ小学校にも上がっていない6歳で、早替わりと宙乗りをこなし、セリフもきっちり。 天才子役の出現と言っても…

1/8 壽新春大歌舞伎 市川右近改め三代目 市川右團次 襲名披露 二代目 市川右近 初舞台 夜の部@新橋演舞場

右近改め右團次襲名披露、夜の部は海老蔵の義賢最期から。 海老蔵の義賢は後半の立ち回りの迫力はさすが。ただ、愛之助もそうだったけれど、前半がつまらない。これはそもそも脚本のせいかもしれないけれど、仁左衛門は本心を隠して耐えていた感情が兄の髑髏…

1/4 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂

今年の初歌舞伎は浅草歌舞伎に行きました。第1部の年始ご挨拶は梅丸。今年で浅草歌舞伎は5年目、今年成人式とのこと。師匠と同じ裃で出れてうれしいというようなことを。 初々しいかっちりした挨拶で好感が持てました。まずは巳之助の吃又。 巳之助はどもり…

12/17 歌舞伎座「あらしのよるに」ほか

歌舞伎座12月第一部は南座で話題になったあらしのよるにの再演。 12/3に幕見、12/17に一階席で観ました。開演前からまず目を引いたのは、花道と舞台に緑の芝生が敷かれていること。今までにない光景だけに面白く感じました。 また、一階席で見た時にわかった…

12/11、12/25 12月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第三部@国立劇場

三ヶ月連続公演の忠臣蔵も最後の月。三ヶ月通してみて、充実感はありました。八段目、国立劇場の台本は後ろの方に言葉の説明が載っていて、歌詞の掛詞なども解説されていたので、台本を見ながら鑑賞しました。九段目、あまり出ないという雪転しから出たので…

11/20 吉例顔見世大歌舞伎 中村橋之助改め 八代目 中村芝翫 襲名披露@歌舞伎座

襲名披露二ヶ月目、襲名演目は四人連獅子と盛綱陣屋。 盛綱陣屋は、数年前に見た仁左衛門の盛綱、吉右衛門の和田兵衛が素晴らしかったので、どうしてもそれと比べると見劣りがします。 芝翫の盛綱はまずまずでしたが、声を張り上げるところで声のコントロー…

11/3・11・23 11月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」第二部@国立劇場

仮名手本忠臣蔵の3ヶ月連続公演、11月は五、六、七段目。 普段やらない場が多かった10月と比べるとオーソドックスで、主役も菊五郎の勘平に吉右衛門の由良之助と当たり役。最初の道行は菊之助と錦之助のおかる勘平が美男美女でとてもきれいでした。 亀三郎は…

10/10 中村芝翫襲名@歌舞伎座 昼の部・夜の部

10月の中村芝翫襲名公演は昼の部と夜の部を通して観ました。一番の注目は芝翫型の熊谷陣屋。私は新橋演舞場での初演と平成中村座で観たことがあるので三回目です。よく言われているとおり、芝翫型の特徴は大きなところではまず、熊谷の見た目が赤っ面で衣装…

10/9、10/23 通し狂言仮名手本忠臣蔵第一部@国立劇場

国立劇場50周年の仮名手本忠臣蔵3か月通し上演企画の第一部を2回観ました。普段の通しでは出ない、二段目、三段目の裏門、四段目の花献上が出るのが見どころ。大序では、左團次が慣れた役だけあって大きな存在感があり、梅玉の判官と錦之助の若狭之助は両方…

10/8 十月花形歌舞伎GOEMON@新橋演舞場

関西で評判になったGOEMONが東京に初お目見え。 松竹座で評判になっていたときに気になっていたので、愛之助のフラメンコがどんなものか楽しみに観に行きました。和洋折衷で盛りだくさんで、結果的に予想外の面白さでした。 途中で挟まるフラメンコは初めて…

9/25 秀山祭9月大歌舞伎@歌舞伎座 夜の部

めったに出ない吉野川が新しい歌舞伎座でようやくかかり、素晴らしかったです。 玉三郎のリアル路線に対して吉右衛門の義太夫狂言としての方向に沿ったやり方とがかみ合っていない感じはしたものの、現在の歌舞伎の中で考えうる最高の組み合わせだろうと思い…

9/18 秀山祭九月大歌舞伎 昼の部@歌舞伎座

9月の昼の部、碁盤忠信は日生劇場でも観ています。あまり覚えていないので、どこがどうというわけではないのですが、その時のほうが面白かったような気がしました。 最初にだんまりが付いているのですが、あんまり意味がないかなあという気がするのと、亀鶴…

8/27 歌舞伎座第2部・第3部

歌舞伎座の8月は第2部と第3部を観ました。第二部の東海道中膝栗毛は、染五郎と猿之助のコンビのハチャメチャっぷりが面白かった。 最初の猿弥の義経千本桜での後見がボケて変な附け打ちしたり、扇子じゃなくてやかんを渡すとか、後半、幽霊が出てきて、志村…

7/24 歌舞伎座 夜の部

荒川の佐吉は、猿之助が仁左衛門とはひと味違った無骨な佐吉を好演してた。 巳之助の辰五郎とのコンビもよかった。 海老蔵はセリフがだめだが、猿之助との対比が面白かったです。 三升景清は、関羽と解脱がない上演ではちょっと変化がなくて飽きる面もあるな…

7/10 歌舞伎座昼の部

昼の部最初は柳沢騒動。大阪で橋之助主演で観た時は、橋之助のニン的にいい人っぽさがにじみ出てしまって、今ひとつ面白いと思わなかったのですが、海老蔵が主役になって観てみると、もともとは貧しいいい人だった吉保が悪の面を前面に出して出世していく様…

シネマ歌舞伎「歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉」

シネマ歌舞伎「阿弖流為」を観ました。 実際の舞台も3回観に行って感動した舞台なので、楽しみにして行きました。シネマ歌舞伎になったことで、よかったのはアップが多用されていて、舞台ではわからなかった細かい表情などまではっきり見えたことや両花道が…

6月歌舞伎座第一部、第二部、第三部

6月歌舞伎座は義経千本桜の3部制。鳥居前もほしいところですが、これはこれで面白い試みだと思いました。 染五郎初役の碇知盛は、最初染五郎の知盛の線が細いと思いましたが、後半は力強くてよかったです。ただ、低い声はいいのですが、声を張り上げたときに…

コクーン歌舞伎「四谷怪談」@シアターコクーン

ツイッターでの評判など見て、どうなるんだろうと不安になりながら観に行きました。 結果として、見終わって、もやもやの残る感じでした。 これまでのコクーン歌舞伎は、歌舞伎のベースがあって、その上にいかに串田演出を載せていくかというところに面白さ…

6/4 歌舞伎鑑賞教室「魚屋宗五郎」@国立劇場

歌舞伎のみかたは中村萬太郎。前回もそうだったように、立て板に水のようにスラスラと解説。橋吾が景清の扮装での立廻り、國矢と千次郎で髪結新三の立廻りで、荒事と世話物の違いを説明。その他、いつものように、セリ、すっぽん、花道、附け打ち、黒御簾の…

團菊祭五月大歌舞伎@歌舞伎座 昼の部・夜の部

歌舞伎座團菊祭の昼の部と夜の部を観ました。 鵺退治は50年以上ぶりという珍しい演目。 30分程度の短いものだし、鵺を退治するというだけの大したことのない演目ですが、梅玉がよかった。 梅玉は烏帽子姿がよく似合う。鵺がきぐるみなのがちょっと愛嬌があっ…

前進座「東海道四谷怪談」@国立劇場

国立劇場で前進座の東海道四谷怪談を観ました。 4時間を超える長時間でしたが、あまり長さを感じない面白さでした。 普段めったに上演されない、三角屋敷と夢の場も含む上演。やはりこの場を含む第四幕からが非常に面白かった。 三角屋敷が上演されるので、…