2024/1/2 浅草歌舞伎 初日

1月2日に浅草歌舞伎の初日に行ってきました。 鏡開きを見るために、朝早めに行きましたが、前日に発生した能登地方の地震を鑑みて鏡開きは中止で、出演者のご挨拶のみとなりました。 新春浅草歌舞伎|浅草公会堂|歌舞伎美人 本朝二十四孝 十種香 米吉の八重…

8/1 5ヵ月ぶりの歌舞伎座初日

祝!歌舞伎座再開!二月以来5ヶ月ぶりの歌舞伎座初日の第一部と第二部を観てきました。 八月歌舞伎座初日 滞在時間を短くするために史上初の四部制で、各部でお客さんだけでなく、役者さん、スタッフもすべて入れ替えるという厳戒態勢。満員なら2000人近いと…

2/1 新国立劇場 飛龍伝2020

2/1に新国立劇場で欅坂46の菅井友香主演の「飛龍伝2020」を観てきました。つかこうへい作品で同じ演出家の新・幕末純情伝がとてもよかったので、発表されたときから楽しみにしてました。 観る前はテレビで見るふんわりした雰囲気の菅井友香が全共闘委員長…

2020年1月19日 初春新派公演

1月19日に新派を観に行きました。 明日の幸福は昭和30年ごろの設定のお話。ほんわかとした笑いに包まれる暖かい芝居でした。寿一郎たちのような戦前の価値観と寿雄たちの戦後の生き方が混在してる当時の雰囲気が感じられてとても面白かったです。 寿一郎が…

2020年1月12日 歌舞伎座昼の部

1月12日に歌舞伎座昼の部へ行きました。 昼の部は吉右衛門の素襖落が一番良かった。酒を呑むところや那須与一の語りなどは勧進帳を彷彿とさせる印象で、全体的に漂うふんわりした雰囲気とともに絶品でした。 奥州安達原は久しぶりに見ました。芝翫が見た目は…

2020年1月5日 新春浅草歌舞伎

1月5日は浅草歌舞伎へ行きました。 昼夜ともに古典の名作に若手が熱く全力で取り組んでいて、予想以上に充実した内容で大満足でした。 第1部お年玉(年始ご挨拶) ご挨拶は歌昇。去年の長男の初お目見えのお話がメイン。 一、花の蘭平(はなのらんぺい)蘭…

2020年1月4日 国立劇場 初春歌舞伎公演『菊一座令和仇討』

1月4日は国立劇場へ行きました。 毎年恒例の菊五郎劇団によるゆるい正月芝居。今年も観終わって楽しい印象しか残らず、肩の凝らない観劇でした。上演前に太神楽の獅子舞もあり、お正月気分が盛り上がりました。 両花道を使っているため、序幕では菊之助と松…

2020年1月3日 新橋演舞場 昼の部・夜の部

1月3日に新橋演舞場の初日を観ました。 昼の部一、祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)金閣寺 雪姫 片岡孝太郎此下東吉実は筑前守久吉 市川右團次十河軍平実は佐藤正清 市川九團次松永鬼藤太 澤村國矢慶寿院尼 市川齊入狩野之介直信 大谷友右衛門松…

2020年1月2日 歌舞伎座夜の部

2020年の観劇はじめは歌舞伎座初日夜の部を観劇しました。 一、義経腰越状(よしつねこしごえじょう)五斗三番叟五斗兵衛盛次 松本白鸚九郎判官義経 中村芝翫亀井六郎 市川猿之助伊達次郎 市川男女蔵錦戸太郎 松本錦吾泉三郎忠衡 中村歌六 五斗三番叟は上演…

2019年歌舞伎ベスト10

2019年上半期よかったもの ・1月俊寛 ・3月盛綱陣屋 ・4月寿栄藤末廣 ・4月実盛物語 ・4月超歌舞伎 ・5月オフシアター歌舞伎 ・6月NARUTO ・6月石切梶原 ・6月封印切 ・6月三谷かぶき。 2019年下半期よかったもの ・7月歌舞伎座星合十三團・8月南座超歌舞伎…

3/18 三月歌舞伎座 昼の部

三月歌舞伎座昼の部は名君行状記。あまり上演されないようで、初見。 真山青果の新歌舞伎にしてはなかなか面白かった。もちろん、セリフ劇で理屈っぽいのは他の作品と変わらないのだけれど、鷹揚な名君である梅玉と若さにはやって光政に詰め寄る亀三郎の組み…

末広亭夜の部 柳家ろべえ改め柳家小八真打昇進披露

末広亭で柳家ろべえ改め小八の真打昇進披露。途中からなので割引で1500円。平日なのに二階席も満員で立ち見で聞きました。中入り後 口上(喬太郎、馬風、小八、小三治、市馬) 落語協会現会長、前会長、前々会長揃い踏みの口上。市馬の相撲甚句付き。 にゃん子…

末広亭夜の部 春風亭朝也改め春風亭三朝 真打昇進披露

今日は新宿末広亭の夜の部に行ってきました。春風亭三朝さんの真打昇進披露です。 ツイッターで見て気になってた、AKB48の岡田奈々さんから贈られた後ろ幕も見ることができました。 AKB詳しくないんでどんな人なのか知らないのですが、自分の好きなアイドル…

3/4 NODA・MAP足跡姫@東京芸術劇場プレイハウス

3/4に東京芸術劇場でNODA・MAP「足跡姫」を観ました。 チケット買ってなかったので、当日券に並びました。けっこうな人数並んでいて後ろの方でしたが、A席で2階の左側の席を買いました。 見切れるとのことでしたが、それほど気にならず、舞台も花道も近いの…

2/19 六本木歌舞伎 第二弾「座頭市」昼の部@EXシアター

すでにTwitterなどで感想を目にしていたので、2/19に期待と不安を抱えて六本木歌舞伎を観ました。全体的な印象としては、思ったより面白かったけど、贔屓目で見ても微妙だなという感じ。 リリー・フランキーと三池崇史と海老蔵のやりたいことがぐちゃぐちゃ…

2/5 江戸歌舞伎三百九十年猿若祭二月大歌舞伎@歌舞伎座

二月歌舞伎座は月の前半に行きました。二月は何と言っても、勘太郎を名乗る七緒八くんと長三郎を名乗る哲之くんの初舞台。 三歳と五歳とは思えないしっかりしていて、かわいらしく、セリフも立派に言えて、見得もしっかりしていました。 勘九郎と七之助は終…

2/4 文楽第一部「平家女護島」@国立劇場

近松名作集の2月文楽のうち、第一部を見ました。 歌舞伎でも有名な「俊寛」ですが、今回は文楽でもあまり上演されない、「六波羅の段」と「舟路の道行より敷名の浦の段」付き。六波羅の場面は、歌舞伎では国立劇場で幸四郎がやったときに上演されたのを見た…

1/22 「初春新派公演」 華岡青洲の妻@三越劇場

新派の華岡青洲の妻を観ました。 喜多村緑郎の華岡青洲は、新派にすっかり馴染んだ感があり、医学に燃える青年といった雰囲気がぴったりでした。 新たに新派に加入した春猿改め河合雪之丞は、水谷八重子や波乃久里子と並ぶと少々でかいのが気になってしまい…

1/15 壽 初春大歌舞伎@歌舞伎座

1月歌舞伎座は昼夜通しで観ました。最初が「将軍江戸を去る」。大政奉還百五十周年と謳っているものの、なぜ、お正月の最初がこれなのかわかりません。 が、意外に面白かったです。最初の彰義隊の場面、いつもあまり面白いとも思わないのですが、歌昇、種之…

1/14 初春歌舞伎公演 「通し狂言 しらぬい譚」@国立劇場

菊五郎劇団の毎年おなじみのお正月公演。 例年通り、いろんな見せ場があって、ストーリーはそんなに気にする必要はなく、おっとりしたお正月気分で楽しめる演目でした。幕開き、海の中に鐘が沈んでいて、銀色に光る魚の群れが泳ぐ中、上から菊之助が下りてく…

1/9 壽新春大歌舞伎 市川右近改め三代目 市川右團次 襲名披露 二代目 市川右近 初舞台 昼の部@新橋演舞場

右團次襲名昼の部は、雙生隅田川。 この演目で驚いたのは初舞台の右近のすごさ。 武田タケルの名前で一度舞台に出ているけれど、今回が初舞台。まだ小学校にも上がっていない6歳で、早替わりと宙乗りをこなし、セリフもきっちり。 天才子役の出現と言っても…

1/8 壽新春大歌舞伎 市川右近改め三代目 市川右團次 襲名披露 二代目 市川右近 初舞台 夜の部@新橋演舞場

右近改め右團次襲名披露、夜の部は海老蔵の義賢最期から。 海老蔵の義賢は後半の立ち回りの迫力はさすが。ただ、愛之助もそうだったけれど、前半がつまらない。これはそもそも脚本のせいかもしれないけれど、仁左衛門は本心を隠して耐えていた感情が兄の髑髏…

1/4 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂

今年の初歌舞伎は浅草歌舞伎に行きました。第1部の年始ご挨拶は梅丸。今年で浅草歌舞伎は5年目、今年成人式とのこと。師匠と同じ裃で出れてうれしいというようなことを。 初々しいかっちりした挨拶で好感が持てました。まずは巳之助の吃又。 巳之助はどもり…

12/17 歌舞伎座「あらしのよるに」ほか

歌舞伎座12月第一部は南座で話題になったあらしのよるにの再演。 12/3に幕見、12/17に一階席で観ました。開演前からまず目を引いたのは、花道と舞台に緑の芝生が敷かれていること。今までにない光景だけに面白く感じました。 また、一階席で見た時にわかった…

12/11、12/25 12月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」第三部@国立劇場

三ヶ月連続公演の忠臣蔵も最後の月。三ヶ月通してみて、充実感はありました。八段目、国立劇場の台本は後ろの方に言葉の説明が載っていて、歌詞の掛詞なども解説されていたので、台本を見ながら鑑賞しました。九段目、あまり出ないという雪転しから出たので…

12/4 12月文楽公演『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』@国立劇場

文楽の仮名手本忠臣蔵を通しで観ました。文楽の忠臣蔵を見るのははじめて。 朝の10時半から夜の9時半ごろまでで、休憩時間も短く、体力勝負でしたが、観終わった後、充実感がありました。歌舞伎と比べてみるといろいろ違いがあるのが面白かったです。 まず大…

11/20 吉例顔見世大歌舞伎 中村橋之助改め 八代目 中村芝翫 襲名披露@歌舞伎座

襲名披露二ヶ月目、襲名演目は四人連獅子と盛綱陣屋。 盛綱陣屋は、数年前に見た仁左衛門の盛綱、吉右衛門の和田兵衛が素晴らしかったので、どうしてもそれと比べると見劣りがします。 芝翫の盛綱はまずまずでしたが、声を張り上げるところで声のコントロー…

11/3・11・23 11月歌舞伎公演「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」第二部@国立劇場

仮名手本忠臣蔵の3ヶ月連続公演、11月は五、六、七段目。 普段やらない場が多かった10月と比べるとオーソドックスで、主役も菊五郎の勘平に吉右衛門の由良之助と当たり役。最初の道行は菊之助と錦之助のおかる勘平が美男美女でとてもきれいでした。 亀三郎は…

10/29 講談「勧進帳」・能「安宅」@国立能楽堂

国立能楽堂で、講談の勧進帳と能の安宅の二本立てという面白い企画を観ました。 講談の勧進帳も能の安宅もはじめてでした。神田松鯉さんの勧進帳はめったにやらないので、八年ぶりとのことでしたが、見事でした。 問答と勧進帳の読み上げが聞き応えありまし…

10/10 中村芝翫襲名@歌舞伎座 昼の部・夜の部

10月の中村芝翫襲名公演は昼の部と夜の部を通して観ました。一番の注目は芝翫型の熊谷陣屋。私は新橋演舞場での初演と平成中村座で観たことがあるので三回目です。よく言われているとおり、芝翫型の特徴は大きなところではまず、熊谷の見た目が赤っ面で衣装…